「アフィリエイト選びって何か参考にできるの?」
「EPC…CVR…承認率…何が何だかわからない…」
みなさんは、「EPC」と言う言葉はご存知でしょうか?
EPCとは、アフィリエイトの1クリックあたりの収益のことです。
一般的に、アフィリエイト選びの参考となる指標の1つと言われています。
本記事では、アフィリエイト選びの指標の見方と戦略について、解説します。
特にブログ運営を始めてある程度経験を重ねた中級者に向けて、本記事をまとめました。
本記事の後半では、ブログ業界の中ではある意味”非常識”とも言える戦略を解説していきます。
ぜひ、最後までお読みいただき、最大効率のアフィリエイト選びの戦略を身につけていきましょう!
「EPC」とは、アフィリエイトの1クリックあたりの収益
では、まず「EPC」とはどのような指標なのかについて、解説していきましょう。
「EPC」とは、アフィリエイトの1クリックあたりの収益の指標です。
例えば、「EPC=100円」となると「1クリックあたりに100円の収益が発生する」と言った意味になります。
ここでは簡単に「基本的なEPCの考え方」について、解説していきます。
- 「EPC=アフィリエイトの総報酬額÷クリック数」で算出可能
- EPCを活用すれば、効率的なアフィリエイト選びが可能
- 「EPC」と「CVR」は勘違いしやすいため要注意
これは後ほど詳しく解説しますが、EPCはあくまでも1つの指標にしか過ぎません。
「知っているだけで格段に収益が上がる」と言ったことはありませんが、知っていれば適切なアフィリエイト選びが可能です。
指標を知ったことに満足することなく、「仕組み」を理解した上で本質的なブログ運営を心がけていきましょう!
アフィリエイト選びの上で本質的なことは、「指標を知ること」ではありません。
後ほど詳しく解説しますので、まずはその点を踏まえた上でこの部分をお読みください!
「EPC=アフィリエイトの総報酬額÷クリック数」で算出可能
先ほども解説しましたが、EPCは「アフィリエイトの1クリックあたりの収益」を表しています。
EPCを算出するための計算式は、次の通りです。
EPC=アフィリエイトの総報酬額÷クリック数
例えば、単価「10,000円」のアフィリエイトが合計300回クリックされた上で「3個」成約となったケースがあったとします。
この場合、先ほどの計算式にあてはめると次の通りです。
(単価10,000円×3個)÷300クリック=EPC 100円
つまり、上記例のアフィリエイトであれば、1クリックごとに「100円」の収益を生み出すことになります。
EPCを活用すれば、効率的なアフィリエイト選びが可能
その上でEPCにおいて大切なことは、「EPCが高ければ、効率のいいアフィリエイトである」と判断できることになります。
なぜなら、少ないクリック数で高い収益を生み出すことができるアフィリエイトと評価ができるためです。
そのため、アフィリエイト選びの参考として扱われることが多い指標と言えます。
確かに、少ない反応で高い収益を上げると言うことは理想的なことです。
しかし、EPCを見る上で注意すべき点もあります。
この点は、「アフィリエイト選びに大切なのは「EPC」だけでない3つの理由」で解説することにしましょう。
「EPC」と「CVR」は勘違いしやすいため要注意
似たような指標で「CVR」と言われるものがあります。
これは「コンバージョン率」と呼ばれており、「メディアを閲覧した人がコンバージョン=成約に至った割合」を指すものです。
例えば、100人閲覧者がおり、アフィリエイトが5個成約した場合、
CVR=成約に至った数÷メディアを閲覧した人数
5%=5個÷100人
となります。
EPCは、アフィリエイトに対する指標と言えます。
一方でCVRについては、メディアに対する指標と言え、その意味合いは全く異なることがおわかりいただけるでしょう。
この点は、本当に勘違いしやすい点なので注意してください!
また、上記2つ以外にも「承認率」と呼ばれる指標も存在します。
承認率とは、「発生したアフィリエイト成果のうちで最終的に成約された=承認された数」を表す指標です。
EPC、CVRと混合しないように注意しましょう!
ASPごとの「EPC」の見方と見るための条件とは【比較表あり】
では、EPCとはどのように確認することができるのでしょうか?
ここからは「ASPごとのEPCの見方と見るための条件」について、解説していきましょう。
ここで取り挙げるASPは、次の4つです。
- A8.net
- afb
- アクセストレード
- バリューコマース
EPCは、ASP各社によってその見方と見る条件が異なります。
そのため、「見たい時に見ることができない可能性がある」と言うことはおさえておきましょう。
EPCは、非常に参考になる指標ですが、各ASPで定めている条件があります。
誰でも見ることができない点は知っておきましょう。
見ることができる場所と条件等を簡単に表にまとめましたので、ご参考までに!
ASP名 | EPC閲覧条件 | 見ることができる場所 | 算出もとの基準 (発生or確定) |
A8.net | ゴールドランク以上 | 管理画面 | 発生した数値で算出 |
afb | ゴールドステージ | 管理画面 | 発生した数値で算出 |
アクセストレード | ビギナー以上 | 管理画面 | 確定した数値で算出 |
バリューコマース | 誰でも可 | プログラム検索画面 | どちらも確認可能 |
1.A8.net
まずは、「A8.net」です。
A8.netでEPCを確認したい場合、ゴールドランク(過去3ヶ月間「100,000円以上」の報酬)を維持する必要があります。
月30,000円ベースではありますので、ぜひとも狙っていきたい目標です。
確認したい場合、管理画面から確認できますので、ご参考までに!
2.afb
次に、「afb」。
afbの場合は、ゴールドステージ(過去3ヶ月間「100,000円以上」の報酬)でEPCが解放されます。
A8.net同様にブログで収益を稼ぎたい方には、ぜひ到達したい目標と言えますね。
こちらも確認画面で確認できます。
3.アクセストレード
次に、「アクセストレード」です。
アクセストレードは、ビギナー以上であればEPCを確認できます。
ビギナー以上は、会員であれば誰でも与えられるステージです。
そのため、「誰でも可」とも言えますので、登録の際はぜひ確認ください!
4.バリューコマース
最後に、「バリューコマース」。
バリューコマースは、誰でもEPCを確認することが可能です。
こちらは、プログラムの検索画面にプログラム内容と同様に参考値として掲載されています。
ほかASPと比べても、誰でも確認できるのはメリットとも言えますので、ぜひ活用ください!
アフィリエイト選びに大切なのは「EPC」だけでない3つの理由
ここまででEPCのことを解説してきました。
ただ、大切なことは、「アフィリエイト選びに大切なのはEPCだけでない」と言うことです。
ここからは、「アフィリエイト選びに大切なのはEPCだけでない理由」について、解説します。
ここで解説する理由は、次の3つです。
- EPCは「変えられない」数値
- EPCは「アフィリエイターから見た指標」
- EPCはあくまでも「平均」
丁寧にEPCのことを解説しただけに「え?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここで解説する内容は、アフィリエイト選びで非常に大切なことです。
特に、ブログ運営に慣れてきたと感じた方。
より高い収益を目指すためには、本質的なブログ運営をする必要がありますので、ぜひしっかりお読みください!
EPCやCVR、承認率は、大切な指標ですが、これがすべてではありません。
ブログ運営の本質を考え直すきっかけとも言える内容なので、ぜひその点もあわせて考えてくださいね!
1.EPCは「変えられない」数値
1つ目の理由は、「EPCは変えられない数値」であることが挙げられます。
先ほども解説しているように、EPCとは「アフィリエイト』に対して算出している指標です。
アフィリエイトごとの数値を算出しているため、個別サイトの閲覧者数等は加味されていません。
つまり、みなさんがどう頑張ってもEPCの数値は「変えられない」と言うことです。
対して、CVRであれば、みなさんのブログの閲覧者数や成約数を増やすことで「変えられる」指標と言えます。
ブログの課題等を検討する際にEPCだけで判断することは、本質からズレていると言わざるを得ませんね。
2.EPCは「アフィリエイターから見た指標」
2つ目の理由は、「EPCはアフィリエイターから見た指標」であることが挙げられます。
EPCは「扱うアフィリエイトが効率よく収益を出せるか」と言った判断基準に使われるものと言えます。
そのため、読者やユーザーからすれば何も関係ない指標と言えるでしょう。
EPCをあまりにも追求し過ぎるといわゆる”読者ファースト”から遠のくおそれがあります。
そして、結果的にGoogleからも評価されないブログができあがってしまうのです…。
3.EPCはあくまでも「平均」
3つ目の理由は、「EPCはあくまでも平均」であることが挙げられます。
例えば、A,B、C、Dと言う4人のアフィリエイターがいたとします。
そのうちAだけが「100クリック」で「100,000円」の収益をあげたとしましょう。
一方で、ほかのメンバーは1人あたり「300クリック」で「0円」。
この場合のアフィリエイトのEPCは、次のような結果になります。
総報酬額100,000円÷総クリック数1,000回(100+300×3)=EPC100円
ただ、これを個別で見ていくとAの場合は「EPC1,000円」となり、ほかメンバーは「EPC0円」です。
これは言い方を変えれば、場合によっては偏る可能性があると言うことです。
そのため、EPCだけを参考にするのは気をつけましょう。
最大効率で稼げるアフィリエイト選びのポイントとは【非常識な成功戦略】
では、最後に「最大効率で稼げるアフィリエイト選びのポイント」について、解説します。
ここで解説するポイントは、次の3つです。
- ユーザーファーストなアフィリエイト選定
- 「ブログ全体」でユーザーの満足度を高める
- 参考値としての「EPC」「CVR」「承認率」
今では、EPCやCVR、承認率等、これらの指標を参考にして戦略を考えていくのが主流です。
しかし、ここから解説する内容は、ある意味”非常識な戦略”と言えます。
一般的な指標だけに頼らず、あくまでも本質にしたがったブログ運営を意識しているためです。
ぜひ、みなさんのブログにも取り入れてくださいね!
ここで解説する内容を聞けば、「え?そんなこと」と思われるかもしれません。
しかし、基本こそがブログ運営においては必要不可欠です。
みなさんも初心に還った上でここからの内容をお読みください!
1.ユーザーファーストなアフィリエイト選定
1つ目のポイントは、「ユーザーファーストなアフィリエイト選定」です。
みなさんは『Googleが掲げる10の事実』はご存知でしょうか?
この事実の中に次のような一文があります。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
出典:Google『Googleが掲げる10の事実』
これがGoogleの理念を最も表す一文とも言えるでしょう。
この理念にしたがえば、自ずとアフィリエイト選定も「ユーザーファースト」を意識する必要があります。
すなわち、「読者の満足度が高まるもの」「ブログを通じて読者の潜在的なニーズを満たすもの」等が挙げられるでしょう。
みなさんのブログでも追求してみてはいかがでしょうか?
2.「ブログ全体」でユーザーの満足度を高める
2つ目のポイントは、「ブログ全体でユーザーの満足度を高める」です。
先ほどのポイントでは、あくまでも「アフィリエイト」に焦点をあてたポイントと言えます。
一方で、ここでは「ブログ全体」のことを挙げています。
例えば、「節約系ブログ」であれば、節約するためのツールを紹介するだけはありません。
節約した後に読者が求めるであろう潜在的なニーズを訴求した商品・サービスを紹介することができます。
節約系ブログの主旨からは少し外れますが、ユーザーが満足できれば、結果的にブログを何度も利用してもらえる可能性が高まることでしょう。
このように、1つのアフィリエイトに限らず、ブログ全体でユーザーが満足できる運営を心がける必要があります。
3.参考値としての「EPC」「CVR」「承認率」
3つ目のポイントは、参考値としての「EPC」「CVR」「承認率」等です。
EPCやCVR、また承認率等の指標は、ブログを分析する上で非常に役に立つ客観的なデータと言えます。
このデータだけに依存することは危険です。
しかし、このデータを参考として活用していくのであれば、様々なことを説得的に分析することが可能です。
「似たような商品・サービスがあった時に」
「ブログからの流入を確認する時に」 等
徹底的にユーザーファーストを考えた先に、アフィリエイト選びで悩むことがあれば、ぜひ最後の判断として活用しましょう。
まとめ
本記事では、アフィリエイト選びの指標の見方と戦略について、解説しました。
本記事のおさらいをすると、
- EPCとは、アフィリエイトの1クリックあたりの収益の指標
- EPCは、各ASPによって見方や条件が異なる。
- アフィリエイト選びはEPCだけでない
- ユーザー・読者ファーストが戦略の要
となりますが、この4つのポイントはぜひともおさえてください!
EPCやCVR、承認率は、非常に参考になる指標です。
しかし、その活用法を誤るとたちまちブログ運営の「敵」にもなり得ます。
みなさんのブログでは、ぜひ心強い「味方」にしてくださいね!
本記事では、ブログ運営の中でも「アフィリエイト選定」に注目した話でした。
「もっと戦略を知りたい」と思われていれば、「ブログで最短で収益化」することを詳細にまとめた一部講義が『完全無料』でご覧になれます。
ブログ戦略をどんどん活用していき、みなさんの収益を加速させていきましょう!
ブログ運営をしている中で「EPC」や「CVR」、「承認率」と言った指標を見かけることがあります。
確かに、これらの指標はアフィリエイト選びをする上で参考になる指標ですので、知っておいて損はありません!