中卒の人たちの割合ってどのくらいなんだろう・・。
一般的に学歴が中卒の人の割合はかなり少ないイメージがありますが、実際のところ世の中に中卒の人はどのくらいいるのでしょう。
中卒の学歴を持ちながら正社員として就職している人の割合や、中卒でニートになる人の割合など、なかなか知ることのできない「中卒」に特化したデータ。
中卒の現状を知ることで、中卒がどれほど「やばい」のか、そして中卒でも幸せな未来に向かっていくためにやるべきことが理解できます。
中卒のあなたに、必ず読んでいただきたい内容が満載ですよ!
中卒者の割合
ここでは、複数のデータを元に、中卒者の割合を算出していきます。
最終学歴が中卒になるケースは、以下の2つです。
- 中学校卒業後高校に進学しない
- 中学校卒業後高校に進学するが中退した
それぞれの割合について調べてみましょう。
まずは、「中学校卒業後に高校に進学しない人の割合」について。
2010年3月に中学校を卒業した子供の98.0%が高等学校等(中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校を含む。以下同じ)に進学した。
この記載から、中学卒業後に高校に進学しない人の割合は2%であることがわかりますね。
では、次に「高校に進学したけれど中退した人の割合」について調べてみましょう。
▼高校中途退学者数と退学率
少しデータが古いのですが、最も新しいところで見ると高校中退率は1.6%程度。
それではこれらの数字を使って、中卒の割合を算出していきます。
- 中学校卒業者全体における高校中退率=高校進学者98%×中退者1.6%→1.56%
- 中学校卒業後に高校に進学しない人の割合=2%
2%+1.56%=3.56%
結果、中学校卒業者のうち、高校に進学しないもしくは高校進学後中退し、最終学歴が中卒となる人の割合は3.56%となります。
中卒者が正社員就職している割合
ここでは、実際に中卒者で正社員就職できた人の割合を調べてみました。
以下は、若年労働者を100としたときに正社員として雇用されている人の割合を示したデータです。
学歴別に顕著な違いがあることがわかります。
▼学歴別正社員の割合
最終学歴 | 若年労働者を100とした場合の正社員割合 |
中卒 | 35.4% |
高卒 | 56.3% |
専修学校卒 | 66.6% |
高専・短大卒 | 66.2% |
大卒 | 80.9% |
大学院卒 | 84.3% |
参照:厚生労働省-平成30年「性、年齢階級・在学の有無・最終学歴、雇用・就業形態別若年労働者割合」
社会で働いている中卒者のうち35.4%が正社員として働いています。
つまり、残りの64.6%の中卒者は、正社員以外(アルバイトや派遣・契約社員)などの雇用形態で働いていることがわかりますね。
一方で、高卒者のところを見てみると、56.3%が正社員として働いているわけですから、高卒の学歴があれば正社員で働く人の割合が半数を超えることも見てとれます。
中卒者の年収割合
ここでは中卒者の年収に注目してみましょう。
以下のデータは、最終学歴別に平均年収をまとめたものです。
データの特性上、平均年齢に最大で10歳くらいの差があるため比較しづらいかもしれませんが、それでも中卒者の年収が低いことがはっきりと表れています。
▼最終学歴からみる平均年収
学歴 | 平均年齢 | 月額給与 | ボーナス・賞与 | 年収 |
---|---|---|---|---|
中学卒 | 50.0歳 | 280,600円 | 438,700円 | 3,805,900円 |
高校卒 | 44.4歳 | 296,900円 | 673,700円 | 4,236,500円 |
高専・短大卒 | 41.0歳 | 302,000円 | 775,400円 | 4,399,400円 |
大学・大学院卒 | 40.5歳 | 398,900円 | 1,290,900円 | 6,077,700円 |
学歴計(合計) | 42.5歳 | 333,800円 | 905,900円 | 4,911,500円 |
参照:「2017年 賃金構造基本統計調査」
中卒の年収平均は380万円程度。
高卒と比較しても43万円の違いがあります。
このデータでわかることは、中卒の年収が平均的に低いこと、そして大学卒の年収が圧倒的な差をつけて高いことです。
学歴と年収は確実に比例しており、大卒に勝るものなしということを証明するデータです。
ニートのうち中卒者が占める割合
ここでは、ニート全体に占める中卒の割合に注目してみましょう。
ニートの最終学歴のデータをご覧ください。
▼ニートの最終学歴
最終学歴 | 割合 |
中卒 | 18.1% |
高卒 | 57.2% |
短大・専門卒 | 10.8% |
大学・大学院卒 | 13.2% |
ニート全体に占める中卒の割合は18.1%となっています。
高卒ニートが最も多く、その割合は半数を超えていますね。
しかし、ここで考えるべきは、世の中の中卒の割合がたった3〜4%なのに関わらず、ニートに占める中卒の割合が18.1%となっている点です。
中卒の学歴を持つ人がニートになる確率は決して低くありません。
中卒の学歴から逆転を狙うための2つの選択肢
ここでは、学歴が中卒のあなたがこれから逆転勝利するために選ぶべき道について紹介していきます。
結局のところ、中卒者が主に苦労するのは就職や収入面。
なぜなら、中卒でエントリーできる企業は少なく、できたとしても学歴が理由で不採用になるケースが多いからです。
この問題を解決する方法は大きく2つあります。
- 中卒の学歴を「高卒」に塗り替える
- 中卒のまま「スキル」を身につけ企業に求められる人材になる
それでは、具体的な方法について解説していきましょう。
1.高卒認定資格を取得する
学歴が中卒であることで苦労するのなら、今からでも高卒資格を取得すれば良いと考えることもできますね。
ここで真っ先に選択肢として思い浮かぶのが「高卒認定(高等学校卒業程度認定)」の取得です。
高等学校卒業程度認定試験とは
- 元は大学入試を受けるための検定「大検」と呼ばれていたもの
- 高校を卒業できなかった人の学習成果を評価し、高校卒業と同等の学力があるかを認定する試験
- 合格すれば大学・短大・専門学校の受験資格が得られる
- 受験資格はその年度で16歳以上であること
「高卒以上」が条件となっている求人や、資格試験の受験には、高卒認定資格を取得することでチャレンジすることが可能になります。
この時点で中卒よりは大きく一歩レベルアップできるのは確か。
しかし!高卒認定には落とし穴もあります。
それは、高卒認定は「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」ことの証明であって、学歴自体が高卒になるわけではない、ということ。
高卒認定はメリットもありますが、必ずしも高卒と同じラインに立てるわけではないことも頭に入れておきましょう。
2.スキルを身につけて正社員就職する
次の選択肢は、中卒の学歴のまま専門性の高い「スキル」を身につけること。
学歴で差をつけられてしまったのなら、その差を埋めるだけのプラスの要素があれば良い。
そのプラスの要素とは、ずばり「専門スキル」です。
今の時代、低学歴でもスキルがあることで、高学歴の人以上に有利になることは少なくありません!
特にベンチャー企業やIT系の企業はスキル重視。低学歴の方も大勢活躍していますよ!
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動画コンテンツで学びながら、コツコツとスキルを身につけていきましょう。
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まとめ
今回の記事では、中卒の割合を徹底的に解析し、世の中における中卒者の割合や、中卒者の現状についてお伝えしました。
結論、中卒の学歴では簡単に社会で成功できないのは事実です。
あなたがやるべきは、中卒のままでも即戦力として活躍できる「スキルを持った有能な人材」になること。
今からでも決して遅くはありません。
これからあなたが、中卒の学歴のままでも高収入を稼ぐために、まず行動を起こしましょう!
本記事を担当しているイケベです。
周りを見渡してもなかなか中卒の人は見つからない、と感じる方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな中卒のさまざまな「割合」について詳しくお伝えしていきます!