「就活の時期になるけど、やりたいことがないからどの職種につけばいいのか分からない」
近年、就活が始まる時期であるのにやりたいことが見つからず、どんな職種につきたいかわからない就活生がたくさんいます。
下記の「就活に対しての不安」を示した表を見てみると、
就活に対しての不安 | ||
1位 | 向いている仕事が分からない | 68.4% |
2位 | やりたいことが分からない | 56.8% |
3位 | 自己分析が十分にできない | 48.4% |
参照元:「就活に対しての不安」をもとに作成
約6割弱の就活生が、やりたいことが分からず悩んでいます。
しかし、職種を決めないまま、ただ内定をもらったところに就職してしまったら、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔の念が出てくるでしょう。
そこで今回は、私が実際に職種を決める際に注意した点を踏まえた上で、就活で内定が取れる職種の決め方を5ステップで紹介していきます。
就活でエントリーできる職種13選
そもそも職種とは仕事内容のことをいい、会社でどういう仕事をしているのかを表すのが職種です。
世の中にはたくさんの職種があるので、それぞれの大まかな仕事内容を理解して職種選びに役立てましょう。
下記で、就活でエントリーできる13つの職種をまとめたので、目を通してみてください。
職種一覧 | |
営業職 | クライアントの課題解決に向けて自社の商品・サービスを売り込んで購入してもらったり、営業で使用する資料作りを行う |
事務職 | 書類の作成したり、データの入力、電話・らいきゃう対応までの幅広い事務作業を行う |
販売職 | 店舗に立って、お客さんに商品の紹介や販売を行う |
技術職 | 製品を作るための一連の設計を行う |
総務職 | 企業の備品管理、施設管理、文書管理、電話対応、来客の対応、福利厚生管理などの幅広い業務を行う |
経理職 | 企業の経営管理のために、予算を組んだり、入出金の管理や給料の管理を行う |
エンジニア職 | 社内・社外にあるシステムの設計や構築そして運用したりする |
広報職 | 自社商品やサービスを広めたり、自社情報の発信を行う |
購買職 | 企業で必要なものを仕入れたり、在庫の管理を行う |
経営企画職 | 市場のニーズ動向分析や競合他社調査などをもとに経営戦略や新事業の計画を行う |
研究開発職 | 製品開発で必要な基礎知識を集めたり、社会でニーズのあるものの開発を行う |
生産技術職 | 実際の製造現場で原料から製品になるまでの生産の流れの把握を行う |
企画職 | 市場調査を行った上で、商品を企画化に向けてプレゼンを行い、最終的に商品を形にしていく |
就活で職種を決めておいたほうがいいと言われる2つの理由
就活で職種を決めた方がいいと言われてもなぜ決めた方がいいのか気になりますよね。
そこで、あらかじめ職種を決めた方がいい理由を紹介していきます。
1.入社後のミスマッチを防いでくれる
先ほども言ったように、職種は会社で何をするかといった仕事内容を表します。
そこで、あらかじめ職種を決めておかないと入社後に自分が思っていた仕事内容と違うということが生じてしまい、結果的に早期退職に繋がってしまいます。
その証拠として、厚生労働省が発表した「平成 30 年若年者雇用実態調査の概況」を元に作成した表を見てみましょう。
初めて勤務した会社を辞めた理由(大学卒) | ||
1位 | 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった | 33.2% |
2位 | 人間関係がよくなかった | 21.3% |
3位 | 賃金の条件がよくなかった | 20.9% |
4位 | 仕事が自分に合わない | 19.2% |
5位 | ノルマや責任が重すぎた | 15.1% |
参照元:「平成 30 年若年者雇用実態調査の概況」をもとに作成
このように、初めて勤務をした会社を辞めた理由として仕事が自分に合わず辞めている割合が高いことがわかります。
この結果は当たり前なことで、例えば、パソコンを触るのが苦手な人がパソコン業務ばかりの職種に就いたら、毎日毎日嫌気がさしてしまいますよね。
そのため、職種を決めておくと入社後のギャップに悩むことなく業務に打ち込めるでしょう。
2.志望動機が明確になる
志望動機が明確になると、この企業で働きたいという熱意をより伝えやすくなります。
実際に、企業が採用時に見ているポイントとして、就活生が企業にどれだけの熱意を持って会社に入りたいのかを見ています。
以下で、「企業が採用時に重視している項目」を表しているグラフを見てみましょう。
参照元:「企業が採用基準で重視する項目」
このように、「企業が採用時に重視している項目」で2位に企業への熱意が挙げられていることが分かるでしょう。
志望動機を聞かれたとしても志望動機が明確ではないと、この就活生は別に企業に対しての熱意がないとみなされ普通に落とされてしまいます。
職種を決めて、志望動機を明確にしてこの企業にどうしても入りたいという熱意を伝えましょう。
就活で職種を決める際に注意したい2つのこと
職種を決めると言ってもただ決めればいいわけではありません。
そこで、就活で職種を決める際に注意してほしいことを2つ紹介していきます。
1.職種のイメージで決めるのはやめる
職種を自分が持っているイメージだけで決めてしまうと、入社後に自分が想像していた業務と違ったとなりかねません。
例えば、事務職はパソコンをカタカタしているだけで良さそうだからと思って事務職がいいと思ったとしましょう。
でも実際は、社内外関係なくコミュニケーションが必要だったりしたらどうでしょう。
コミュニケーションを取ることが多いと、そのやりとりでストレスを感じてしまう場合もあるかもしれません。
そうなると、入社後にこんなはずではなかったとなり、早期退職の原因にもなりかねません。
確かに、誰しもこの職種は「こうだから良さそう」と思ってしまうのは仕方がありません。
しかし、自分のイメージだけ職種を決め入社したはいいものの実際働いてみると、想像以上に業務が大変だったということもあり得ます。
そのため、イメージで職種を判断しないようにしましょう。
職種の決め方が分からない就活生は、職種の決め方とどうしても決めれない場合の処方箋を最後に紹介しているので参考にしてください。
2.これだけは譲れない条件を決めておく
譲れない条件を決めておくと、自分がどんな職種につきたくないかある程度職種を絞った状態で職種を決めると、入社後のミスマッチを防いでくれます。
例えば、譲れない条件がこのように挙がったとしましょう。
- デスクワークをしたい
- 人と話す仕事をしたい
- インセンティブ制度がある
- 転勤がない
- 土日祝休みがいい
etc…
このように、給与面でも働き方に関してでも何でもいいので、これだけは譲れないというものを一気に出してみましょう。
注意点として、多くの条件を出しすぎたら絞りすぎてどれもつきたくない職種ばかりだという風に陥ってしまいます。
まずは、これだけは譲れない条件を書き出してその中でも特に優先したいものを順位づけしていき、決めていきましょう。
就活で内定が取れる職種の決め方5ステップ
では実際に、どうすれば職種を決めれるのか見ていきましょう。
今回は、5ステップに分けて紹介しているので、すぐに行動に移せるようになっています。
STEP1.適性診断で向いている職種を理解する
向いている職種が分からずに内定もらったところに就職してしまうと、入社後にミスマッチが生じてしまいます。
本当は、人と話すのが得意ではないのに内定を貰ったからという理由で営業職として入社したら、日々ストレスを抱えてしまうことでしょう。
人間誰しも得意・不得意はあるので、向いている仕事につかないと業務内容の相違で毎日に嫌気が指してしまいます。
そこで、適性診断を受けて自分に向いている職種を理解しましょう。
適性診断ができるキミスカでは、無料かつ客観的な角度から就活生自身がどのような職種に向いているのか診断してくれます。
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いきなりキミスカと言われても、評判はどうなのか知りたい就活生も多いでしょう。
そこで下記で、キミスカについて詳しく書いているので、記事を参考にしてみてくださいね。
STEP2.新卒でエントリーできる職種を理解する
どういう職種があるのか知らない就活生が多いかもしれません。
よく聞く営業職とかは知っているかもしれませんが、意外に新卒でエントリーできる職種はあります。
そのため、先ほど上記でも新卒でエントリーできる職種を確認したと思いますが、もう一度職種一覧を見てみましょう。
職種一覧 | |
営業職 | クライアントの課題解決に向けて自社の商品・サービスを売り込んで購入してもらったり、営業で使用する資料作りを行う |
事務職 | 書類の作成したり、データの入力、電話・らいきゃう対応までの幅広い事務作業を行う |
販売職 | 店舗に立って、お客さんに商品の紹介や販売を行う |
技術職 | 製品を作るための一連の設計を行う |
総務職 | 企業の備品管理、施設管理、文書管理、電話対応、来客の対応、福利厚生管理などの幅広い業務を行う |
経理職 | 企業の経営管理のために、予算を組んだり、入出金の管理や給料の管理を行う |
エンジニア職 | 社内・社外にあるシステムの設計や構築そして運用したりする |
広報職 | 自社商品やサービスを広めたり、自社情報の発信を行う |
購買職 | 企業で必要なものを仕入れたり、在庫の管理を行う |
経営企画職 | 市場のニーズ動向分析や競合他社調査などをもとに経営戦略や新事業の計画を行う |
研究開発職 | 製品開発で必要な基礎知識を集めたり、社会でニーズのあるものの開発を行う |
生産技術職 | 実際の製造現場で原料から製品になるまでの生産の流れの把握を行う |
企画職 | 市場調査を行った上で、商品を企画化に向けてプレゼンを行い、最終的に商品を形にしていく |
STEP3.やりたくないことを明確化して職種決定の正確さを図る
STEP1で行った客観的なデータで、自分が向いている職種をある程度理解できたかと思います。
しかし、データも100%というわけではないので、やりたくないことを明確化してより職種決定の正確さを図る必要があります。
例えば、適性診断では営業や企画することができる職種が向いているという結果が出たとしましょう。
一方でやりたくないことが下記だとしましょう。
- 外回りをしたくない
- ノルマのある仕事をしたくない
etc…
上記で挙げたやりたくないことと適性診断で出た結果を照らし合わせると、営業職は違うなとわかるはずです。
このようにして、職種決定の正確さを図っていきましょう。
STEP4.インターンを通じて実際の業務を体験する
ステップ3までを見てきて、だいぶ職種が定まってきたのではないでしょうか。
そうは言っても、本当に自分に合った職種なのか気になりますよね。
そんなときは、インターンシップを活用して自分に向いている職種はどんな業務をやるのか自分の目で確かめましょう。
実際に、業務を体験してみないと分からなかったりすることも出てくるので、インターンは貴重な就業経験の場です。
STEP5.OB・OG訪問でリアルな声を聞く
OB・OG訪問でリアルな声を聞くことで、職種の業務内容だけではなく社内の雰囲気のギャップを埋めることができます。
インターンで実際の業務を体験だけでは、業務内容は知れても社内の雰囲気を知ることができません。
入社したはいいものの、自分が思っていた社内雰囲気ではなかったということになりかねません。
そこで、リアルな現場の声を聞くことで、業務内容だけではなく社内の風通しなども知ることができます。
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就活中どうしても職種が決まらない場合の処方箋
就活中にどうしても職種が決まらないという就活生も多いでしょう。
そこで、どうしても決まらない場合の対処法を紹介しているので、次の2つの対処法を行動に移せれば問題ありません。
1.自分に適した企業を助言してもらう
正直、職種が決まっていなかったら、どの企業が自分に合っているのか判断するのは難しいですよね。
そんなときには、就活のプロがマンツーマンでサポートしてくれるキャリアチケットという就活サービスを使うと、一気に悩みを打ち消してくれます。
キャリアチケットでは、ただ企業を紹介するのではなく入社後のキャリアを考慮した上で企業を紹介してくれます。
紹介する企業も就活アドバイザーが実際に足を運んで企業を選定しているので、ブラック企業を紹介されたらどうしようと不安がる必要もありません。
下記で、簡単にキャリアチケットの特徴をまとめました。
- 数より質にこだわって企業を紹介
- 就活アドバイザーが足を運んで企業の選定
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いきなりキャリチケットを使った方がいいと言われても、どんなサービスか不安を感じることでしょう。
もしキャリアチケットを利用する際は、こちらの記事を参考にして不安を解消してくださいね。
2.総合職で企業にエントリーする
総合職では、職種関係なく幅広い業務をこなすことになるので、業務を通じてスキルアップできます。
さらに、もし総合職として働いて得たスキルを生かして他の職種で働きたいとなっても働くことも可能になります。
就活中に職種を決めることばかり考えていたら、時間だけがただただ経過してしまうだけです。
そのため、就活中にどうしても職種を決めれない場合は、総合職でエントリーできる企業を受けましょう。
まとめ:もし職種が決まらない場合は、職種を決めなくても大丈夫!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
ここまで見てきて、就活で職種を決める必要性を理解できたと思うので、できれば決めた方が間違いないでしょう。
しかし、やりたいことがなくて決められない就活生が多いのは事実であるので、どうしても決めれない場合は先ほど紹介した処方箋に頼ってください。
就活中そしてこれから就活をする皆さんが、納得のいく就活ができるよう応援しています。
そうなると、せっかく入社したのにすぐにやめてしまう原因にもなるので、職種を決めるというのは、就活において大事なことです。