2022年、就活で評価されたのは〇〇だった

中卒でも受験可能な専門学校(高等専修学校)をデータを元に徹底調査

 

高等専修学校って名前は聞くけど、結局どんな学校なんだろう・・

「高等専修学校」については、実のところあまりよくわからない方も多いのではないでしょうか。

イケベ

本記事を担当しているイケベです。

高等専修学校は、3年制の学校に通うことで資格が取れたり、国家試験の受験資格を得られたりと、それなりにメリットの多い学校です。

しかも、中卒でも通うことができるので、選択肢の一つとして持っておくと良いですよ!

今回の記事では、高等専修学校をテーマに、

  • 高等専修学校とはどんな学校なのか
  • 中卒で高等専修学校に通うべき人はどんな人なのか
  • 高等専修学校以外の選択肢には何があるのか

以上の内容についてわかりやすく解説していきます!

あなたが中卒であるとして、必ずしも「高等専修学校に通うのが最善」ではありません。

本記事をしっかりと読み、あなたにとって高等専修学校に通うメリットがどの程度あるのか、もしくは他の選択肢と比較してどうなのかを見極めてくださいね!

中卒でも通える専門学校の存在(高等専修学校)

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イケベ

中卒でも通うことのできる専門学校「高等専修学校」

ここでは、高等専修学校の数卒業後の就職率在学中に受けられる実習取得できる資格などについて細かに解説していきます!

高等専修学校とは何か

高等専修学校とは、卒業後に社会に出て働くことを前提に、実践的な教育を受けながら、卒業と同時に高卒同等の資格を得ることができる3年制の学校です。

文部科学省のホームページには、以下のように記載されています。

高等専修学校は、昭和51年に新しい学校制度としてつくられた専修学校のうち、中学卒業者を対象とした課程です。社会に出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行い、いろいろな分野でスペシャリストを養成しています。高等学校と並ぶ正規の後期中等教育機関として、高等学校の枠に収まらない多様な教育を行っています。

引用元:文部科学省「高等専修学校とは」

高等専修学校では、職業教育を重視し、普通科目以外にも専門性の高いさまざまな分野について学べるカリキュラムが用意されています。

高等専修学校で学べる分野の例
  • 工業分野
  • 医療分野
  • 教育社会福祉分野
  • 衛生分野(調理・美容)
  • 商業実務分野
  • 服飾・家政分野

入学試験は書類選考と作文、そして面接となっていますが、その難易度はあまり高くありません。

高等専修学校は「何らかの原因で学歴が中卒の方」のための学校ですから、もちろん中卒だからといって入学するのが難しくなることもないです。

こう考えると、高等専修学校が魅力的な選択肢に見えてきますね!

高等専修学校は全国にどのくらいあるか

高等専修学校は全国に何校ほどあるのでしょうか。

ここでは、高等専修学校の学校数と生徒人数について見ておきましょう。

 

▼高等専修学校の学校数と生徒数

高等専修学校学校数 424校
高等専修学校生徒人口 38,962 人

参照:文部科学省「数字で見る専修学校

 

424校と聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんが、この数は日本の大学の数の半分より少し多いくらいです。決して少ないことはありませんね。

※文部科学省の「令和2年度学校基本調査」によると、2020年度の大学数は795校と示されています。

高等専修学校の就職率

続いて、気になる就職率についてです。

高等専修学校卒業者の就職率を明確に示すデータはありませんが、「専門学校卒業者」の中に高等専修学校卒業者が含まれているので、そのデータを用いて解説しましょう。

 

▼高等専修学校に関するデータ

就職率(専門学校卒業者) 81.3%

参照:文部科学省「数字で見る専修学校

 

この数字の中には、専門学校卒業者も高等専修学校卒業者も含まれていますが、それにしても8割を超える就職率ですから、これは希望が見えます。

中卒にとって最も不安を感じるのが「果たして中卒で就職できるのだろうか」という点。

高等専修学校に通うことで、その不安を払拭することができそうですね!

高等専修学校で取得できる資格

高等専修学校で取得できる資格にはどのようなものがあるのでしょう。

先ほど解説した通り、学べるジャンルの幅がかなり広い高等専修学校では、取得できる資格も多岐に渡ります。

高等専修学校で取得可能な資格の一例
  • 自動車整備士
  • 建築士
  • 基本情報技術者
  • 介護福祉士
  • 調理師
  • 理容師
  • 美容師
  • 簿記検定
  • 秘書検定
  • 情報処理検定
  • 洋裁技術認定
  • ファッション販売能力検定

参考:文部科学省「高等専修学校のことが知りたい」

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これらの資格の中には、就職活動でかなり役立つものもあれば、そうでないものもあります。

大事なのは、あなたの目指す就職先と関連性の高い資格が取得できるかどうか。

「いっぱい資格が取れるからよさそう」と安易に決めつけるのは危険です。

就職に役立つ高等専修学校の実習一覧

高等専修学校では、早期就職に役立つさまざまな実習を受けることができます。

その多くは、高等専修学校だけでなく、外部の団体と連携した実習となっているのが特徴。

ここでは、高等専修学校で受けられる実習の例を紹介しましょう。

 

▼企業などと連携した実習・演習などの実施状況

引用:文部科学省「未来をひらく高等専修学校

 

実際に企業から講師を派遣して講習を行ったり、企業内実習を積極的に行ったりと、かなり役立ちそうな実習がたくさん。

卒業後にすぐ就職して社会に出られるよう、着実に準備を整えられるのが、高等専修学校の良さでもあります。

高等専修学校の教育環境を充実させる取り組み一覧

高等専修学校では、学校教育を充実させるために以下のようなたくさんの取り組みが実施されています。

高等専修学校の具体的な取り組み
  • 少人数指導の実施
  • TT(チーム・ティーチング)の実施
  • 習熟度別指導の実施
  • 義務教育段階の学習内容の確実な定着を図るための指導
  • 資格取得のための指導
  • 専門技能に関する全国大会への参加
  • 部活動の実施
  • 生活指導の実施

参照:文部科学省「未来をひらく高等専修学校」

特に、少人数制生活指導については多くの学校で実施されており、重要視されているポイント。

3年間という限られた期間内で、最大限に学び成長できるよう、工夫されているのがわかりますね!

中卒で専門学校に通うべきか迷う際にチェックする3つのポイント

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高等専修学校がどのような学校なのかは理解いただけたかと思います。

ここからは中卒で高等専修学校に通うべきかどうかを見極める方法について解説していきます。

高卒資格が必要か

あなたがもし、高卒資格を必要としているのであれば高等専修学校に通う価値は大いにあります。

なぜなら、高等専修学校は卒業と同時に高卒同等の資格を得ることができるからです。

全国高等専修学校協会のホームページにもはっきりと以下のように書かれています。

修業年限3年以上の高等課程のうち、授業時数、履修科目等の要件を満たす、文部科学大臣が指定する課程を修了した場合、高等学校卒業者と同様に大学入学資格が与えられ、その他の進学についても高等学校卒業者と同等に扱われます。

引用元:全国高等専修学校協会公式HP

高卒の資格を必要とするケースには、「目指す企業が中卒を雇ってくれない」、「大学に進学したい」などさまざまなものがあります。

ここで注意していただきたい点が一点。

あなたがもしも「なんとなく中卒はまずい、とりあえず高卒資格を取った方がよいだろう」と曖昧な理由で高等専修学校への進学を決めるなら、必ずしもその選択肢が正しいとは言えませ

この場合には別の選択肢を検討する必要があるので、早まらないでくださいね。

取得したい資格があるか

高等専修学校で取得できる資格の中にあなたが取りたい資格があるのなら、高等専修学校への進学は無駄にはならないでしょう。

この場合、まず前提として「あなたが今後就職したい業界や職種」が明確でなければなりません。

イケベ

「この仕事に就きたいから、そのためにはこの資格が必要」というように、かなりはっきりとした明確なビジョンが必要です。

今の時点でまだ進むべき道が見えていないのであれば、取得しておきたい資格も絞り込めていないはずですからね。

専門分野に特化して就職したいか

何か専門的な分野に特化した仕事に就きたい方にとって、高等専修学校はおすすめの選択肢です。

なぜなら、高等専修学校では早期就職に役立つ知識や技術を、実践レベルで学ぶことができる学校だからです。

逆に言えば「今後専門的な仕事に就きたいかどうかは今まだわからない」という人なら、高等専修学校で学んだことが将来的に全く役に立たなくなる可能性もあります。

あくまでも、今の時点で就きたい職業、業界がはっきりと決まっている方にメリットが大きいのが高等専修学校であると覚えておきましょう。

中卒で専門学校を選ぶ際に注意すべき3つのポイント

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ここまでで、高等専修学校に通うことでどんなメリットがあるのかは理解いただけたと思います。

では、いざ中卒が高等専修学校に通うと決めた場合、自分に合う学校を選ぶために意識すべき3つのポイントについて解説しておきましょう。

高等専修学校は、学校によりそれぞれ特徴が異なります。

実際に通う学校を選ぶ際には以下の3つのポイントに注目しましょう。

専門学校選びの3つのポイント
  • 自分が就職したい業種と関連の深い知識が得られるか
  • 必要な資格が取得できるか
  • 企業内での実習などが豊富で実践的に学べるか

高等専修学校と一括りにしてしまいがちですが、実際には学校によりかなり差があるため、あなたの進みたい分野との相性は慎重に見極める必要があります。

中卒の専門学校以外の選択肢3選

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中卒だからと言って、高等専修学校に通う以外に選択肢がないわけではありません。

むしろ、場合によっては高等専修学校よりも圧倒的におすすめできる他の選択肢もあります!

ここからは、中卒が就職活動を優位に進めるために選ぶべき3つの選択肢を紹介します。

ITベンチャーへの就職を目指す

中卒では確かに就職活動において不利になることは多いです。

しかし、必ずしも中卒だと雇ってもらえないとは限りません。

例えば、ITベンチャーは「学歴よりもどれだけ企業にとって役に立つ人材なのか」を重視して採用するかどうかを決定する傾向にあります。

つまり「高学歴でスキルも実績もない素人」より「中卒でもスキルと実績があり即戦力になる人材」の方が有利なのが、ITベンチャー系の特徴。

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実際、ITベンチャー系に就職している人の中に高卒や中卒がいるこは珍しくありません。

それなら、学歴は中卒のままで、ITスキルを身につけ実績も積んでしまえば、結果的に中卒でも高収入の職種に就くことは十分可能であると言えます。

イケベ

しかも、マーケティングやプログラミングなどのWebマーケティングスキルは、オンラインスクールで今すぐにでも学び始めることが可能です!

ここで紹介したいのが月額制のWebマーケティングスクール「Withマーケ」です。

安心の月額制オンラインスクールWithマーケでは、マーケティングの基礎から専門知識まで幅広く学ぶことができます。

まさに中卒がこれから「本当に役に立つスキル」を習得するのにぴったりですね!

内容やプランなど、Withマーケの詳細については、こちらからチェックしてみてください。

高卒認定試験を受ける

あなたがもし「中卒という肩書きだけをどうにかしたい!」と思うのなら、高等専修学校に行かずとも高認試験を受ける方法がおすすめです。

「高認試験」とは「高等学校卒業程度認定試験」の略称。

高認試験に合格すれば、「高校卒業同等の学力がある」と認められるのです。

高等学校卒業程度認定試験とは

  • 元は大学入試を受けるための検定「大検」と呼ばれていたもの
  • 高校を卒業できなかった人の学習成果を評価し、高校卒業と同等の学力があるかを認定する試験
  • 合格すれば大学・短大・専門学校の受験資格が得られる
  • 受験資格はその年度で16歳以上であること

参考:文部科学省ホームページ「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」

高等専修学校では幅広いジャンルにおける専門分野を学ぶことができますが、特に分野が定まっていないのなら、高卒資格は高認試験で取得した方が良いでしょう。

定時制・通信制の高校に通う

最後の選択肢は、高卒資格を取るために定時制や通信制の高校に通うという方法

定時制や通信制なら、アルバイトや仕事をしながらでも高校に通うことは可能です。

むしろ、定時制や通信制の高校は、昼間主に仕事などで時間が取れない人のために作られた高校です。

あなたがもしも、中卒のまま就活をすることに抵抗があるのなら、高認試験を受ける他に定時制・通信制の高校に通う選択肢も考えてみてくださいね。

まとめ

今回のテーマは高等専修学校

中卒の立場から見ると、多くの専門知識を学べて、高卒同等資格も取ることができる高等専修学校はとても魅力的に映ったのではないでしょうか。

しかし、高等専修学校はあくまでも「自分の進みたい業界や就きたい職業」がはっきりと決まっている方におすすめの選択肢

今の時点で将来のビジョンが明確に固まっていないのであれば、スキル取得のために勉強をする選択肢や、高卒認定取得や定時制高校などの選択肢の方が理にかなっています。

中卒だからと言って、この先良い仕事に就くことができないなんてことはありません。

全てはあなたの行動次第!

今のあなたに最もふさわしい道を選び、さっそく行動を起こしましょう!

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