大学中退者＝クズ同然。
あまりにも極端なようにも聞こえますが、実際のところ大学中退者は周りからクズ同然の扱いを受けることが少なくありません。
今回の記事では、大学中退者がクズ同然の扱いを受ける理由に注目し、その上でクズ扱いされずに済む方法を紹介していきます。
大学を中退してしまったけれど、これから負け組の人生を歩むのは絶対に嫌！という方にぜひ読んでいただきたい内容です！
大学中退者の割合は約2％
ここでは全体に占める大学中退者の割合について確認しておきましょう。
先にお伝えしておくと、全国の国公私立大学において、 大学中退者が占める割合は たったの2％ほどとなっています。
以下は、文部科学省の調べによる全国国公私立大学中退者の割合を示したデータです。
▼大学中退者の割合
| 令和2年度 | 令和1年度 | |
| 中退者数 | 57,913人 | 74,129人 |
| 中退者数の割合 | 1.95％ | 2.50％ |
参考：文部科学省「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等の学生生活に関する調査等の結果について」
令和1年から2年にかけて中退者は減っていますが、どちらにせよ2％程度しかいないことがわかります。
57,913人という数字で見ると「結構たくさん中退してる人がいるんだな」と感じるかもしれませんが、割合で見ると100人に2人ですから完全に少数派。
世の中から見ると「大学中退するのはよほどの理由がある人だけ、普通の人ならきっと中退しないはず」などと思ってしまうのも仕方ありませんね。
大学中退者がクズと呼ばれる3つの理由
大学中退者＝クズと呼ばれる理由は大きく3つ挙げられます。
1.何をやっても続かないイメージがある
せっかく大学受験して入学したのに卒業せずに中退するということは、よほど「継続力」や「根気」がない人なんだろう。
と、「物事を継続することができない人」だと思われることが多いのが大学中退者。
続かない、となれば当然「仕事もアルバイトも続かないだろう」と思われても仕方がありません。
2.勉強ができないイメージがある
大学中退ってことは単位が取れなかったんだろうな、勉強できないってことか。
と、大学中退理由を勝手に「勉強ができず単位が取得できなかった」と決めつけてしまう人も多いです。
単位が取得できないということは、「勉強から逃げていた（授業を受けていない）」、もしくは「勉強しても試験で良い結果を出せなかった」となり、「頭が悪いか勉強嫌い」と判断されるのです。
3.環境に順応できないイメージがある
大学生活に適応できなかったんだろうな、つまりは環境に順応できない人ってことか。
環境に順応できない「難あり」な人間であると判断されることが多いのも大学中退者の宿命。
集団生活に馴染めない、つまりは社会に出てもなんだかんだで上手くいかないことばかりと予想されるため、就活においても「中退者はちょっと・・」と思われてしまうことが多々あります。
大学中退者でもクズと呼ばれない3つのケース
世の中には大学中退の学歴でも、クズと呼ばれることもなく逆に周りから「すごい！」と尊敬されるような人たちもたくさんいます。
クズと呼ばれない大学中退者の多くは、以下の3つのいずれかに当てはまっていることがほとんどです。
- 稼ぎがいい
- 大手企業に就職している
- 人気の職種に就いている
では、これら3つについて詳しく解説していきましょう。
高収入を稼いでいる
人は一般的に、「高収入の人」を馬鹿にすることやクズ呼ばわりすることはまずありません。
大学中退者の学歴は「高卒」となりますが、何も大卒でなければ高収入や出世への道に進めないわけではありません。
学生時代の成績なんて仕事には関係ない。
はっきり言って大人になってからは、学生時代のことなんて全く関係ないですし、仕事をこなすうえでどうにでもなります。
実際、大学中退した友人は、某有名キャッシュレス事業の仕事で副支社長になりました。
学歴で将来は決まりません。
— さとかず@トレーダー (@satokazu205) March 16, 2022
このように、大学中退でも一生懸命努力して、事業を立ち上げ社長に成り上がる人も実在します。
事業を営む一社長となり、しっかり稼いでいれば周りも「あの人大学中退らしいよ、クズだね」などと言うはずがありませんよね。
社長にならずとも、職種を問わず高収入で周りから見て分かるほど「生活水準が高い」状態になれば、勝ち組の仲間入りとなるでしょう。
優良企業へ就職している
大学中退の学歴でも、大手企業や上場企業に就職していれば、人からクズ呼ばわりされることもないでしょう。
大学中退つまり高卒の学歴で、このような優良企業に就職することは簡単ではありません。
しかし、特にIT系の企業であれば、低学歴でも見事正社員としてバリバリ活躍する人の姿も多く見かけます。
一流大学の院卒で超大手の外資系企業に就職して30代で年収1000万に到達。
こんなキャリアをあるんでる人は、どう考えても勝ち組サラリーマン。
私は大学中退のフリーターから始めて、この勝ち組サラリーマンの中に入る事ができました。
IT業界には夢があります。
諦めなければどうにでもなります。— ヨーショウ@外資系ITエンジニア (@engineer_yosho) November 28, 2021
こちらの方は、院卒が就職するような外資系企業に、見事大学中退の学歴で就職しています。
やはり業界はIT業界。
外資のIT企業、それも大手企業に就職したとなれば、もうあなたを「大学中退のクズ」と呼ぶ人は一人もいないはずです。
人気の職種に就いている
多くの人が「働きたい！」と憧れる人気職種に就くことができれば、大学中退でも負け組になることはありません。
コロナの影響もあり、Web系の職種はさらに人気度が上昇。
IT系の職種やWebマーケティング、コンサルなどは多くの人が憧れている人気職種です。
そして、ITやマーケティングの業界こそ、学歴不問で成功しやすい代表的な業界でもあります。
最近マーケティングの仕事がほんと楽しくて、大学中退してニートとか色々あったけどこの仕事と出会えてめちゃくちゃ運良かったなと思う。
— 山本尚宏｜WonderSpace代表取締役 (@naohiroyamamoto) September 11, 2021
人の心理として、「注目されている職種、今よく耳にする業界」などで働く人に対して羨望のまなざしを向けるのは至って普通のこと。
大学中退者でも、人気職種に就いていればそれだけでイメージは爆上がりします。
大学中退者が狙うならIT系職種がイチオシな理由
そこでおすすめしたいのがIT業界。
先ほどもチラリとお話ししましたが、なぜIT系をここまでおすすめするのか、その理由についてお話ししておきましょう。
大学中退者にIT業界をおすすめする理由は大きく2つあります。
それは、IT業界が他の業界と比べても
- 将来性がある業界
- 学歴よりスキル重視の業界
という何とも魅力的な特性を持っているからです。
▼IT人材供給の試算結果
出典：経済産業省委託事業「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 IT人材需給に関する調査」
上のデータを見ると、少なくとも2030年までIT業界の需要は伸び続けると予測されています。
ITの仕事はなくならない、つまりそれだけ成長し続ける業界であることがわかります。
さらには、ITの世界は学歴よりも、その人にどのようなスキルがあるのかを重視される傾向が強いため、低学歴の人にこそチャレンジしてもらいたいフィールドとも言えます。
https://twitter.com/yokoham79911370/status/1334849879873490945?s=21
この方も、高卒の学歴でIT業界へ飛び込んでいますが、周りが学歴について話すこと自体がないと言っていますね。
高卒、専門卒、大学中退、大卒、院卒が、同じプロジェクトに集うのがITの世界なの。一度集まってしまったら学歴は無関係。プロジェクトに貢献した者が評価されるバトルロワイヤル。
これがIT業界が実力社会と言われる理由。こんなチャンスがゴロゴロしとる。#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— ヨーショウ@外資系ITエンジニア (@engineer_yosho) September 16, 2021
高卒でも院卒でも、「どれだけ貢献できたか」で評価されるのがIT業界。
一発逆転のチャンスが十分にあることがわかります。
エンジニアって他の業界ほど学歴や経歴が考慮されない。
小さいベンチャーとかだと大学中退した人や経歴に数年穴がある人がエンジニアとしてバリバリ働いてる。
てか自分も職歴なしから20代後半でエンジニアになったし。そう考えるとプログラミングって現代の人生逆転ツールだよね。
— Shin (@mikasa_program) February 19, 2019
こちらの方はエンジニアの方ですが、特にベンチャー系IT企業なら、大学中退でも高卒でもバリバリ活躍できると断言しています。
もうお分かりですよね？
大学中退者がクズ呼ばわりされないためには、IT系の仕事に就くことが一番確実性の高い選択肢であると言い切れます。
大学中退者がクズにならないためにやるべき3ステップ
1.学歴をカバーするスキルを身につける
まずはスキルを身につけなくては何も始まりません。
大学中退のあなたは、きっと「ITに関わる知識やスキルを身につける方法などわからない」と思ったのではないでしょうか。
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安心の月額制オンラインスクールWithマーケでは、マーケティングの基礎から専門知識まで幅広く学ぶことができます。
スキルを学ぶのに学歴は必要ありません。
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2.実績を積み上げる
スキルを身につけたら、そこからは実際にスキルを活用して実績を積み上げていきましょう。
なぜ実績が必要なのか、その答えはシンプルです。
「スキルがあっても使いこなせるかは別の話。実績があって初めて他社に認めてもらえる」からです。
SNS運用や、Webマーケティング、Webデザインなどのスキルを身につけたら、スキルを活用し実績を積むことを忘れずに。
この段階では「稼ぐ」よりも「数多くの実績を積む」ことにフォーカスしましょう！
3.優良企業への就職または独立起業を目指す
「自分には〜〜のスキルがあり、実際に〜〜の実績がある」と言える状況にまで進みましたね！
ここからはいよいよあなたがスキルと実績を武器に、企業への就活や独立起業の準備を開始するときです！
大学中退の学歴でも、スキルと実績があることで就職できる企業の数は確実に増えているはず。
あとはあなたが目指す未来に繋がるキャリアを築き上げていきましょう！
実績をアピールする際には具体的かつ簡潔に！いかにあなたが即戦力として役に立つ人材であるかが伝わることが大事ですよ！
まとめ
大学中退者がクズ呼ばわりされるのは、悲しいことに事実です。
ですが、だからといってあなたがこれから勝ち組になれないと決まったわけではありません。
大学中退者でもクズ呼ばわりされない人たちもいます。
これから一発逆転を目指すには、スキルを身につけて実績を積むことが必要不可欠です！
あなたの未来をあなた自身の手で変えましょう。行動あるのみですよ！
本記事を担当しているイケベです。
大学を中退しただけで負け組が確定してしまうなんてとても悔しいですよね。
なぜ世間は大学中退者にそれほどまでに厳しい見方をするのでしょうか。