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ツァイガルニク効果とは | 3つの活用事例と心理効果を掛け合わせる方法

 

「ツァイガルニク効果ってどんな心理効果なんだろう」と調べているあなたは、意味を調べるだけでは物足りないだろう。

本記事は、ツァイガルニク効果がどんなものか解説するとともに、心理効果が発揮される条件や注意点、活用事例などを1記事にまとめたものだ。

これから、記事を読んですぐにツァイガルニク効果を活用できるように記事を構成したので、ぜひ読了後は活用してみて欲しい。

 

ツァイガルニク効果とは

ツァイガルニク効果とは、達成できたことよりも、達成できなかったことや中断していることのほうをよく覚えている心理現象のことだ。

あなたがテレビゲームをしたことがある方なら分かると思うが、1日でクリアできるゲームはなく、だいたいゲームデータを保存しながら毎日プレイするはずだ。

そのゲームにもツァイガルニク効果はしっかりと働いており、

毎回途中でデータを保存して続きからプレイできるようになっていて「途中でやめてしまっているから気持ち悪い」という状態になっている。

多くのゲームにはこうしたツァイガルニク効果が活用されており、だからこそゲーム中毒のユーザーが増え続けているわけだ。

 

ツァイガルニク効果が働く条件

ツァイガルニク効果と密接な関係にある心理効果として『カリギュラ効果』が挙げられる。

カリギュラ効果は、禁止や制限をかけて縛ることで、反発するように興味を持ってしまう心理効果のことを指し、ツァイガルニク効果が働く際に同時に働く心理効果となっている。

ツァイガルニク効果は、達成されなかったことや中断されたものを早く終わらせたいという心理効果なため、

自分以外の禁止や制限が原因で中断されたりすると、ツァイガルニク効果が働くようになっている。

カリギュラ効果が強く働くことで、ツァイガルニク効果が強く働くようになっていることを覚えておこう。

 

ツァイガルニク効果を利用する際の2つの注意点

タテイシリョウ

ツァイガルニク効果は非常に強い心理効果として様々なシーンで活用できますが、これからお話しする2つの注意点があります。

この注意点を把握しておかないと、ツァイガルニク効果が効率良く働かない結果となってしまうので注意しましょう。

1. ターゲットが興味ないものは心理効果が薄いこと

例えば、ゲームと学校の宿題では、ツァイガルニク効果が働く効果に大きな違いがある。

ゲームの場合には、今すぐにでもゲームしたい衝動に駆られるゲーム中毒者は多いが、宿題を途中まで終わらせた状態でほったらかしても心理効果は薄い。

つまり、そもそもの興味度によってツァイガルニク効果の働く度合いは大きく変わると言えるだろう。

続きから始めたくなるような工夫がないと効果が興味が薄いものには、効果も薄いという風に覚えておく必要がある。

 

2. 結論を引っ張りすぎると心理効果は薄れること

中断されたことに対して、よく覚えているため、結果的に続きが見たい、やりたいと考えてしまうのがツァイガルニク効果だが、中断の時間が長いと心理効果は薄れてしまう。

「残りのお菓子は宿題の後であげるね」というのも、ツァイガルニク効果を利用した宿題をさせるためのアイデアだが、

お菓子に辿り着くまでに多くの果てしない数の宿題をこなさなければならないなら、お菓子によるツァイガルニク効果は薄まってしまう。

この場合にも適度があり、引っ張りすぎるとかえって逆効果になるケースもある。

 

ツァイガルニク効果の具体的な活用事例3選

タテイシリョウ

以上、ツァイガルニク効果の概要や条件、活用する際の注意点ついて解説してきました。

ここからは、実際にツァイガルニク効果がどのように活用されているのか3つの事例をもとに解説していきます。

1. ディアゴスティーニ定期購読の模型

ディアゴスティーニは、模型の組み立てキットが毎月少しずつ送られてくるサービスを提供している。

毎月送られてくる模型のパーツを少しずつ完成させていくのがディアゴスティーニの醍醐味だ。

もちろん、すぐに完成するわけもないため、ツァイガルニク効果が働き、「早く完成させたい」という気持ちを持ちながら意欲を持続させることができる。

月1で届くというのも実はちょうど良く、今まで模型を一から組み立てることが楽しめない方でも意欲的に取り組むことができ、達成感を味わうことができる。

また、毎月届く模型を組み立てつつも、他の商品にも手を伸ばしてしまいそうになるため、クロスセルの可能性も非常に高いものとなっている。

 

2. 「続きはCMの後で」という引き延ばし

テレビでもツァイガルニク効果はよく利用されている。

番組を視聴しているとCMが途中で数回流れるが、CM中に視聴をやめてしまわないように「続きはCMの後で」と興味を持たせた状態でCMに移る手法はツァイガルニク効果の王道だ。

続きが気になる視聴者は、CMが終わるまで待って続きを観ようとするだろう。

この一言のおかげで、テレビの視聴離脱を大幅に下げている結果となっている。

テレビの収入源は、CMなどの広告収入に依存しているため、CMを観せて、さらに番組も引き続き視聴してもらうことでCM枠の価値を高め、広告収入の増益を目指している。

 

3. メールマガジンの登録と定期配信

メールマガジンの登録もツァイガルニク効果が働く典型的なパターンだ。

例えば、WEBマーケティングに関する世の中に出回っていないノウハウを5回の講座に分けて配信することでツァイガルニク効果を発揮させることができる。

5回の講座が繋がっている前提だが、1回目の講座を見たユーザーは2回目の講座が気になってしまうし、2回目を見たユーザーは3回目が気になってしまう構造だ。

回を重ねるごとにユーザーの意欲は高まり、「次はどんな講座なんだろう」と期待感も高まってくる。

このように回を重ねるごとに意欲が高まることで、サービスや商品を販売しやすいユーザーへと変貌させることができるわけだ。

 

ツァイガルニク効果と他の心理効果を掛け合わせる方法3パターン

タテイシリョウ

ここまでツァイガルニク効果の活用方法と活用事例について解説してきました。

しかし、「もっと心理効果を利用して効果を増大させたい」という方もいると思いますので、他の心理効果との掛け算を行った3つのパターンを解説していきます。

1.ザイオンス効果×ツァイガルニク効果

ザイオンス効果

繰り返し相手と接触することで相手が自分に対して好感や評価が高まっていく心理効果のことを指す。

参照元:ザイオンス効果とは

例えば、メールマガジンは典型的なザイオンス効果とツァイガルニク効果の掛け算が生まれるものだ。

先ほど解説したメールマガジンでの5回講座の配信などは、ユーザーとの接触回数が増えるだけでなく、

1回目のメールを見たユーザーが5回までの講座を見るまで気持ち悪い状態になるツァイガルニク効果が働くだろう。

さらに5回講座の最後に、商品の予告や企画の予告を行うことでさらに接触回数を増やすことができ、ツァイガルニク効果も併発させることが可能だ。

 

2.バンドワゴン効果×ツァイガルニク効果

バンドワゴン効果

多くの人が支持している物事に、さらに多くの支持が集まるという心理効果。

参照元:バンドワゴン効果とは

例えば、あなたは『◯◯人に聞いた■■ランキングTOP10』という記事も見たことがないだろうか。

化粧品や車、どんなランキングでも良い、ランキング1位は多くの人から支持されているということになるため、バンドワゴン効果が働くわけだ。

さらに、記事の構成を10位の発表からの始めることで1位まで引っ張ることができ、結果的にツァイガルニク効果が働いて、離脱せずに最後まで記事を読んでもらえるというわけだ。

このように少しの工夫で心理効果を与えられるか変わるため、試してみて欲しい。

 

3.スノッブ効果×ツァイガルニク効果

スノッブ効果

ある対象に希少性がある場合、それを失うたくないという欲求から、その価値を高く見積もってしまう心理効果のこと。

参照元:スノッブ効果とは

例えば、テレビ通販の番組では限定◯◯個といったスノッブ効果を利用した販売が王道だ。

個数を限定することで、希少性が高まり、この機会を逃したくない心理が働いてしまう。

その段階で販売を開始しても良いのだが、さらに引っ張ることで購買意欲を掻き立て、売り上げアップにも貢献させたい。

そこで、合わせて購入してもらうための商品も合わせて販売をおすすめすることで、

引き延ばしの役割を果たしツァイガルニク効果が働くことで、結果的に当初予定していた購入商品とは別の商品も購入してしまうわけだ。

 

まとめ

以上、ツァイガルニク効果の概要、活用条件、活用事例、他の心理効果の掛け算について解説してきた。

実際にどのように活用すれば良いのかを経験ベースでできるだけ実践に近い形で解説したつもりだ。

今回解説したツァイガルニク効果は、使いどころを間違えなければ非常に強い心理効果を発揮するものとなるため、注意点をよく読み、利用して欲しい。

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