「未経験からWebライターになりたい」と考えるなら、稼ぐ前のWebライターの話を聞くべきだ。
こんにちは、本記事を執筆しているタテイシです。
Webライターからキャリアをスタートし、今では複数のメディア運営に携わっています。
本記事では、稼げるようになる前の話をもとにWebライターの始め方を解説していきます。
※Webライターになって稼げるようになった話は希望に溢れてて良いが、これからWebライターになりたい方には、もっとリアルな現実を知って欲しいと思い、本記事を執筆している。
【未経験OK】Webライターの始め方5ステップ
1.クラウドソーシングに登録する
未経験からWebライターになりたいなら、まず最初にクラウドソーシングに登録することから始めたい。
クラウドソーシングとは、お仕事を依頼したい依頼者とお仕事を受けたい受注者を繋ぐプラットフォームのことです。
Webライターは、クラウドソーシングでお仕事を受けている方がたくさんいます。
いきなりクラウドソーシングに登録するよりもライティングの勉強するのが先だと思いがちだが、まず最初にどんな仕事(案件)があるかを把握することが大切だ。
なぜなら、どんな仕事(案件)があるのかイメージできていないと、結果的に何をどのように勉強すれば良いのか分からないからだ。
SEO対策を勉強すれば良いのか、化粧品や不動産などの専門知識を勉強すれば良いのかなど勉強すべきことは色々とあるので、まずはどんな仕事があるかを見ておきましょう。
2.地雷案件を避けつつ応募する
クラウドソーシングでは、地雷案件とも言える悪質な案件もある。
そのため、地雷案件は避けながら、早速案件の応募を始めて欲しい。
- 販売実績の数
ある程度販売実績がないと信頼できないため - 評価(星4以上)
基本的に評価は高いことを基準に選ぶため - コメント
悪い評判のコメントが付いていないか探るため
上記の3つのポイントを参考に、地雷案件を避けつつ、案件の応募をしていこう。
「いきなり応募するの?まだライティングも学んでいないのに」と思うかもしれないが、案件にすぐ応募してもそう簡単に採用にはならない。
また、ライティングの勉強をするにしても期限は決めておいた方がいいので、応募した案件が決まるまでの間に基礎的な勉強を済ませてしまいましょう。
ライティングは、仕事をする中で学ぶのが一番いいので、基礎的な勉強はPREP法を学ぶことぐらいで大丈夫です。
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(実例・具体例)→Point(結論)の順番で文章を書くことです。
1つの記事には、いくつか見出しがあるので、各見出しの中で『結論→理由→実例・具体例→結論』という順番で解説していけば、特に変な文章になることはありません。
3.返信があった案件の依頼主(クライアント)に返信する
クラウドソーシングで案件応募すると、依頼主(クライアント)から返信がある。
返信があったら、なるべく迅速に丁寧な返信を心がけよう。
正直、依頼主はスキルがあるライターよりも、一緒に仕事しやすいライターさんを好む傾向にある。
そのため、依頼主とのやりとりでスキルがあることをアピールしてもあまり意味がなかったりするから気をつけて欲しい。
あくまで、誠実に、依頼主の案件に興味があり、応募させていただいた旨と一緒に仕事しやすいよう配慮することに一番こだわっていることをアピールしておこう。
スキルよりも仕事のしやすさを重視しているのは意外ですよね。
でもこれは事実で、実際に何十人ものメディア運営者に会ってきましたが、全員が口を揃えて『仕事のしやすい人を求めている』とおっしゃってました。
未経験でもWebライターとしてお仕事ができる理由は、『仕事のしやすさ』が一番重要視されるからなんですね。
4.契約を締結し案件をスタートさせる
クラウドソーシングでは、必ず契約が締結してから案件をスタートさせよう。
もし契約が結ばれていないのに、記事の執筆をお願いされる場合は、悪質な依頼主である可能性が高いので注意が必要だ。
また、契約を締結する前にチェックすることとして、以下のポイントがある。
- 契約前のテストライティングの有無
契約前に作業することは基本的にやめておいた方がいい - 記事の執筆テーマ
執筆テーマによっては書きにくいものもあるので、事前に確認しておく - 納品形式と納期
納品形式はwordなのかgoogleドキュメントなのか、納期も同時に確認しておく - 執筆条件
文字数の指定や禁止用語などがないか確認しておく
上記4つのポイントを確認した上で納得できたら、契約を締結して執筆をスタートさせよう。
契約前にテストライティングさせる依頼主は、たくさんいるので注意して欲しいです。
実際に契約前に作業させられて、結果的に報酬がもらえなかったケースもあるので、クラウドソーシングの運営側に守ってもらうためにも契約締結してから作業することは忘れないでくださいね。
5.条件通りに記事を仕上げて納品する
ステップ5までくれば、PREP法を意識し、とにかく精一杯記事を仕上げて納品するだけだ。
しかし、最初から修正依頼なく一発で納品OKとなる方も珍しいため、おそらく修正依頼がくるはずだ。
この修正依頼は、あなたがライティング力を高めるために重要な修正となるので、『なぜこの修正依頼が来たのか』を考えながら修正に取り組むとベストだ。
PREP法の型に慣れるまで、仕事を繰り返して使いこなせるまで記事を執筆しては納品を続けてみよう。
まず、PREP法という基礎的な文章の型を仕事をしながらマスターすることが大切です。
いくつか案件をこなす内に慣れてくるので、慣れてきたら新しい文章の型を試すという感じで徐々にレベルアップを目指していきましょう。
未経験からWebライターを始める上で準備すべき2つのこと
先ほどの5ステップで未経験からでもWebライターになることはできますが、その前にこれから解説する準備をやっておくと、よりスムーズにWebライターデビューできます。
1.クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
クラウドソーシングでは、プロフィールの欄が必ず用意されていて、仕事を依頼する方が覗けるようになっている。
本当にしっかりとWebライターを選びたいと考えている依頼主の方は、間違いなくプロフィールを1つ1つチェックしている事実は知っておくべきだ。
プロフィールには特別なことを書いておく必要はなく、以下のことを中心に記載しておけばいいだろう。
- 返信対応の迅速さ
- 納期を必ず守ること
- 得意な執筆ジャンル(出来れば根拠も)
例えば化粧品検定等の資格を持っていて化粧品ジャンルの執筆は得意など - これまでの執筆実績
出来ればどのメディアのどの記事を執筆したか分かるように記載
上記の4つがあれば他は何もいらないと言っていい。
ダメなプロフィールのパターンとして、「SEO対策が得意です」や「セールスライティングができます」など根拠もなしにスキルを並べ立てるものがあるが、正直意味がないし、逆効果になることの方が多い。
依頼主としてクラウドソーシングを使ってライターさんを雇うこともありますが、スキルを強めにアピールする方は、基本的に避けています。
シンプルに単価を上げたくてスキルをアピールしているのだと思いますが、結果的に単価アップする方は誠実で対応が早く、一緒に仕事をしていて気持ちいい方です。
依頼主は、スキルがあるから単価を上げようと思うのではなく、もっと継続的にお仕事がしたいと思うから単価を上げるわけです。(これはすごく大切なことです)
2.執筆ジャンルは絞っておく
「どんなジャンルも書けますよ」というライターさんに依頼したいと思うことは基本的にない。
正直、どんなジャンルも書けるライターなんているわけがなく、ただ案件をたくさん受けたいだけのライターさんなのかなと感じることが多い。
未経験でお仕事がまだないからと言って、執筆ジャンルを幅広く取っておくのは、誰にも選ばれないライターになってしまうだけだ。
必ずあなたの得意分野、苦手分野があるはずなので、しっかりと執筆できるジャンルとできないなジャンルを記載し、得意ジャンルは『なぜ得意なのか』を添えてアピールしておこう。
依頼主側の意見としては、得意ジャンルがあった方が気持ち的に依頼しやすいです。
以前、テック系のメディアのライターさんを探していた時に、ガジェット系の紹介記事が得意とプロフィールに記載があった方にはすぐ連絡を取りました。
逆に、なんでも書けますと書かれていたら依頼しなかったですし、基本的には自分のメディアに合うライターさんを探しているので、『なんでも書ける』というのが一番魅力を感じないワードです。
初心者Webライターでも高単価案件を始めるためのコツ
ある程度クラウドソーシングでライティングスキルの基礎が分かってきたら、高単価案件にも挑戦してみましょう。
初心者Webライターでも高単価案件を獲得するためのコツを3つまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.クラウドソーシングサイトは使わない
未経験Webライターは、とにかくWebライターの仕事を経験するためにクラウドソーシングを利用するが、多少経験がついてきたらクラウドソーシング以外を利用していこう。
上記のサイトは、求人サイトだが業務委託契約ができるサービスだ。
クラウドソーシングは、サービス利用料として20%ほどの手数料が取られることが多い。
しかし、上記の求人サイトでは手数料が発生するのはあくまでも依頼主のみなので、手取りが少なくなることもない。
先ほどの求人サイトでも同様に、プロフィールは充実させておきたいです。
プロフィールで注意することは、こちらに記載しているので、参考にしてくださいね。
クラウドソーシングの時と同様に、誠実に対応できるライターだとアピールしてぜひ案件を獲得してください。
2.専門知識を活かしたジャンルに特化する
Webライターは、専門領域を活かしたライティングに価値がある。
専門領域を持ったライターというのは、「不動産ジャンルが得意」というレベルではなく、
「不動産業界歴5年で宅地建物取引士(国家資格)を取得していて、特に中古マンションに詳しい」という風に特化した専門知識を持つライターのことだ。
尖った専門知識であればあるほど、依頼主は探すのが難しいため、なるべく継続してもらえるように高単価でもライティングを依頼したいと思うわけだ。
結果的に高単価案件かつ継続的な発注がある案件は、尖った専門知識があるライターなんだと覚えておくといいだろう。
ニッチなジャンルの専門知識は、依頼主も少ないですが、一度依頼されたらずっと継続してくれる案件になりやすいです。
そのため、あえてニッチな専門知識を身に付けて、営業をかけるのもおすすめです。
ただ、高単価で案件獲得するための何らかの専門知識は既に持っている方が多いので、まずは「自分にある知識の中で何が求められるだろう」と考えてみることからスタートです!
3.Web集客に力を入れる
最後に、Webで集客してライティングの依頼を受けることだ。
結局、依頼主から直接依頼がくる状況を作り出すことが出来れば、単価をこちらで設定できるため、高単価で仕事を受けることができる。
多くの法人が、Webメディアや広告で集客して高単価なライティング案件を獲得しているが、全て料金プランがあり、自分で値段を決めているわけだ。
また私の場合は、特にブログを運営している方をライターとして雇うことが意外と多い。
なぜなら、ブログを運営できるスキルがあることは既に分かるので、テストライティングをしなくてもライティングスキルは合格点だと分かるからだ。
依頼主としても、テストライティングをしなくて良い上に、スキルが備わったライターさんを雇うことができるため、多少高いお金を払ってでも記事を書いてもらいたいと考えてしまう。
また、ブログ運営をしていることで、月間アクセス数が◯万PV、月間収益が◯万円という形で実績に残せるため、SEO対策スキルだけでなく、商品を売るスキルもアピールすることができる。
自分でブログ等を持って集客しながらライティング案件を獲得することは、一石三鳥ぐらいのメリットがあります。
ブログ運営自体がライターとして飛躍的な成長を生む起爆剤になってくれて、さらに集客もできるし、実績としてライティングスキルの証明にもなってくれるわけです。
まとめ
最後に、Webライターという職種について少し語っていきたい。
Webライターは、なぜか軽視されがちだが、とてもクリエイティブな仕事だ。
その証拠に、Webライターとしてしっかりとライティングを積み重ねてきた人がWebマーケターになると、飛躍的な成長を遂げる可能性が高い。
それだけ、ライティングを学習すると、その先のキャリアにも大きな影響を与えるものとなってくれる。
実は、私も最初のキャリアは、Webライターから始まりました。
最初にしっかりとライティングを学んだおかげで、今ではWebマーケターとして大手から中小企業まで幅広い分野のマーケティング支援を行うことができるようになりました。
ライティングをしっかりと学んだ経験があるかどうかで、Webマーケターとして成長できるかどうかを大きく左右したと今では強く感じています。
しかし、国内には体系的にWebライティングが学習できて、Webマーケターとしてレベルアップできる場所は非常に少ない。
学習できるけど、内容が優しすぎて実践で役に立たなかったり、内容が難しすぎて実践できなかったりと、ちょうど良く理解しやすくて実践で役立ちそうなコンテンツはまだないようだ。
そんな状況だったため、私たちが『実践的で理解しやすい』という点にこだわり抜いて創り出したのが『Withマーケ』という学習スクールだ。
詳しいことは説明しないので、ぜひサービスページだけでも覗いてみて欲しい。
[…] […]