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様々なマーケティングの身近な成功事例10選 | 成功法則も全て解説

 

マーケティングには成功法則があることを知っているだろうか。

今身の回りにある「人気商品」や「人気店」は、まず戦略的なマーケティングで成功したと考えて良い。

タテイシリョウ

本記事を担当しているタテイシです。

マーケティングと聞くとどうしても複雑で難しそうなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、身近な成功事例を参考にマーケティングの成功法則について理解を深めていきましょう!

今後マーケティングの分野で活躍したいと考えている人や、今すでにマーケティングに関わる職種に就いている人などにとっては、知っておいて損のない有益な内容だ。

この機会にマーケティングのノウハウを学んでいこう。

身近なマーケティング事例に隠された2つの成功法則

タテイシリョウ
マーケティングにおける代表的なフレームワークに『STP』『4P』があります。

これら2つのフレームワークはどのようなものか、具体的にうまく活用して成功している企業の例と合わせて解説しますね!

4P

4Pとは文字通り4つのPのこと。それぞれのPはマーケティングに必要とされる要素を意味している。

4P
  • 製品(Product)
  • 価格(Price)
  • 流通(Place)
  • プロモーション(Promotion)

これらを適切に組み合わせることをマーケティングミックスと呼ぶ。

要は、これら4つの要素が顧客のニーズとマッチするよう戦略立てていく必要があるということだ。

例えば商品やその価格、宣伝の方法が適切であっても「流通」の部分が不適切で、売る手段や経路を間違えればその商品は思うように売れず失敗してしまう。

4Pのどの要素が欠けても、失敗を招くということだ。

スターバックスのマーケティングに注目してみよう。

スターバックスは4P分析を入念に行い、マーケティングにおいて成功している代表的な企業だ。

スターバックスにおける4P
  • 製品(Product)
    日本のスターバックスには、日本らしさを感じさせる「抹茶」系のドリンク、小さなサイズを好む「ショートサイズ」がある。
  • 価格(Price)
    ドトールやベローチェよりは高いが、ホテルのラウンジなどと比較すれば安い。これにより、「割安感」を感じさせることができる。
  • 流通(Place)
    ターゲット層がリッチ層や経済的にゆとりのある層なので、高級感漂うエリア(銀座など)にも店舗を構える。
  • プロモーション(Promotion)
    安っぽさを感じさせる宣伝を一切行わず、企業イメージを保ちつつ、スターバックスならではの「マイタンブラー使用で割引」のプロモーションを行っている。

マーケティングミックスは見事成功し、スターバックスは知らない人がいない有名カフェチェーンとして定着した。

STP

一方、STPは顧客のターゲットをどこに定めるか、自社や製品の立ち位置を決めていくためのフレームワークだ。

STPの流れ
  1. セグメンテーション(Segmentation)→市場を細分化
  2. ターゲティング(Targeting)→ターゲット層を抽出
  3. ポジショニング(Positioning)→自社の立ち位置を明確化

企業はこれらのSTP分析を軸にして、広告戦略を考えていく。

STP分析は企業が製品やサービスの価格を決め、内容を企画検討する上で欠かせないプロセスだ。

ここでは成功事例としてユニクロを例に挙げてみよう。

ユニクロにおけるSTP分析
  1. セグメンテーション
    顧客のニーズ(日常生活を豊かにするデイリーウェア)でセグメンテーション
  2. ターゲティング
    シンプルで着回しの効く洋服を好む顧客層をターゲットに定める
  3. ポジショニング
    高品質で低価格な普段使いしやすい「普段着」を販売するという立ち位置を確立

STP分析を適切に行なったからこそ、ユニクロはライフタイムバリューの高い顧客(リピーター)を多く獲得することができたと言える。

4Pを意識したマーケティングの身近な成功事例3選

タテイシリョウ
ここからは4Pを意識したマーケティングで成功している事例を3つ紹介します。4Pについて、さらに深く理解していきましょう。

ドモホルンリンクル

出典:再春館製薬公式HP

ドモホルンリンクルの4Pは以下の通りだ。

ドモホルンリンクルの4P
  • 製品(Product)
    年齢層高めの女性向け、肌の悩みを解決する化粧品
  • 価格(Price)
    価格は高いが品質も高い(1ヶ月使用における費用が3万円ほど)
  • 流通(Place)
    通販のみ、コールセンターでの電話注文
  • プロモーション(Promotion)
    テレビ・新聞などの媒体でターゲット層に効果的な宣伝告知→電話問い合わせで詳細を案内

これらの分析を踏まえて、年齢層に合わせたプロモーション(ネットメインでなく、新聞やテレビ)、通信販売のみに絞った販売方法などが功を奏し安定して高い売り上げを維持している。

ヘルシア緑茶

出典:花王株式会社公式HP

体にいい緑茶といえば「ヘルシオ緑茶」を思い浮かべる人は多いはずだ。

ヘルシオ緑茶の4Pについては以下の通りだ。

ヘルシオ緑茶の4P
  • 製品(Product)
    特定保健用食品(特保)の認可を受けた説得力のある健康飲料
  • 価格(Price)
    普通の緑茶よりやや高めだが高すぎない価格に設定
  • 流通(Place)
    コンビニでの限定販売により忙しいビジネスマンの目に止まりやすい
  • プロモーション(Promotion)
    積極的なテレビ広告で知名度、売り上げ共にUP

このように4Pに基づいた戦略を立てることで、ヘルシア緑茶は発売から1年弱で200億を超える売上高を達成している。

ライザップ

出典:ライザップ公式HP

ライザップといえば「結果にコミット」だが、ライザップもまた非常にマーケティング戦略の上手い企業だ。

4Pについては以下の通り。

ライザップの4P
  • 製品(Product)
    徹底されたマンツーマンの食事指導と運動指導を行うダイエットサポートサービス
  • 価格(Price)
    フィットネスとしてはかなり高額(安くても30万円〜)
  • 流通(Place)
    オンライン動画などでなく自社ジムでのトレーニングサポート提供
  • プロモーション(Promotion)
    有名人を起用したダイエットビフォーアフターの劇的な変化でインパクトの高い広告

高額商品でありながら、「ダイエットといえばライザップ」と言われるほどに人気を集めているライザップは、間違いなく4Pのマーケティングミックスが成功した事例だ。

STPを意識したマーケティングの身近な成功事例3選

タテイシリョウ
続いてはSTPを活用したマーケティングの成功例です。STPがどう生かされているのか注意深く見ていきましょう。

レッドブル

出典:レッドブルジャパン公式HP

「翼を授ける」のキャッチコピーが印象的なスタイリッシュでかっこいい栄養ドリンク、レッドブル。

レッドブルはSTP分析を踏まえて、効果的なマーケティングを行なっている。

レッドブルにおけるSTP分析
  1. セグメンテーション
    栄養ドリンク市場を年齢別・職業別に細分化
  2. ターゲティング
    勉強や仕事に疲れ気味、元気の欲しい若者向けにターゲットを絞り込む
  3. ポジショニング
    「見た目のかっこよさ」で他社と差別化を図る

エナジードリンク、栄養ドリンクというとどこか年齢層が高めで、何となく「ダサい」イメージが定着しつつあったが、レッドブルはこれを一新した。

レッドブル主催の若者向けイベントを多く開催し、レッドブル自体のイメージがすでに「かっこいい」ものとなった。

決して価格としては安くないものの、若い世代から愛されるエナジードリンクとして高い知名度を誇るまでに成長した。

ライフネット生命

出典:ライフネット生命公式HP

ライフネット生命はオンラインで全てが完結する生命保険の販売スタイルが人気となり、特に若い世代の新婚カップルや未婚の若者に選ばれている。

STP分析は以下の通りだ。

ライフネット生命におけるSTP分析
  1. セグメンテーション
    未婚・既婚、家族構成やライフステージ、インターネット活用頻度などで細分化
  2. ターゲティング
    ネット活用度が高くオンラインでの買い物や手続きを好む若い世代にターゲットを絞る
  3. ポジショニング
    シンプルでリーズナブル、自分に必要なものだけ選択できる無駄のないサービス

ネット世代にとっては、店頭で保険の説明を長々聞くこと時代が面倒に感じがち。さらにはまだ年齢的に若く、高額な保険に魅力を感じない層にドンピシャでヒットしたライフネット生命。

まさにターゲットを絞り込み、自社の立ち位置を明確にすることで他社との差別化が測れた例の一つだ。

すき家

出典:すき家公式HP

牛丼チェーンといえば、まっ先に「すき家」を思い浮かべる人も多い。

すき家は、競合店との差別化を明確にし、大きく成長を遂げた飲食チェーンの一つだ。

STP分析については以下の通り。

すき家におけるSTP分析
  1. セグメンテーション
    外食・中食(テイクアウト)・内食(自宅で自炊)の3つで市場を細分化
  2. ターゲティング
    外食と中食全体をターゲット、ファミリー層や女性客もターゲットに設定
  3. ポジショニング
    テーブル席があることで女性客にも入りやすい点で他社との差別化を図る

確かに牛丼といえば男性一人客をターゲットにしているイメージが強いが、すき家は違う。

テーブルがあればファミリーが来店しやすくなり、ファミリー客が増えれば女性客も自然に入りやすくなる。

こうして、すき家は他社牛丼チェーンと明確な差別化を図ることができた。

SNSマーケティングに成功した身近な事例2選

タテイシリョウ
現代社会におけるマーケティングと言えば忘れてはならないのがSNSマーケティングです。

ここではSNSマーケティングで成功した2つの企業の例を挙げて解説していきます。

SHAPE(シャープ)

出典:シャープ公式HP

シャープは世界的に有名な超大企業。しかし、その公式アカウントは大企業のSNSアカウントらしからぬカジュアルな口調が多く、若い世代からの圧倒的な指示を得ている。

自社製品の宣伝目的のツイートも、このようなカジュアルな口調が入ることで嫌味がなく親しみやすく「いかにも宣伝」な印象とは異なるものになっている。

結果的に、SNSマーケティングをうまく活用し、10代や20代の支持者が増えたのはシャープの戦略がちと言える。

LAWSON(ローソン)

出典:ローソン公式HP

ローソンもまた、SNSマーケティングで成功している企業の一つだ。

ローソンは「SNSで拡散されやすいネーミング」を考えるのが得意なのか、Twitter上には様々なローソンスイーツが拡散されている。

特に知名度の高い「バスチー」は、そのおいしさはもちろん、ネーミングの親しみやすさで一気に看板商品の座に躍り出た。

https://twitter.com/pandanokoi/status/1464524828149706754?s=20

他にも様々な「面白ネーミング」や「可愛らしい響きのネーミング」のスイーツを販売しているローソン、Twitterを見ていればその種類の多さにいやでも気付くはずだ。

https://twitter.com/himuromura1669/status/1466393854706216960?s=20

「拡散される」ことを前提としたネーミングセンス、パッケージデザイン、これらはローソンの戦略そのもの。

結果的にコンビニスイーツといえばローソンが一番という人も多いほど、ローソンはSNSをうまく活用し、ファンを増やし続けている。

ブランディングに成功したマーケティングの身近な事例2選

タテイシリョウ
マーケティングにおいて重要なものの一つに、ブランディングがあります。ブランディングとは企業や商品のイメージUPのこと。

ブランディングに成功した2つの事例について詳しく見ていきましょう。

マツダのリブランディング事例

出典:マツダ公式HP

マツダは過去に大幅な値下げを行ったことでブランド価値を大きく下げてしまった苦い経験がある。

マツダ車に乗る人は、買い替える際にマツダ車以外は検討できなくなり、「マツダ地獄」にハマるとさえ言われた。(買い替えの際に高く下取りしてもらえないため)

しかし、そこからリブランディングしたマツダに対して、極端にネガティブなイメージを持つ人は今ではかなり少数派となった。

マツダは、競合他社との勝負よりも、自社のファンを大事にする方向へと立ち位置を明確化した。

さらには、マツダデザインと称して他社にないブランド価値をアピールすることに成功し、これまでと異なり「マツダだからかっこいい」と考える層は確実に増えた。

マツダは一旦落ちてしまったブランド力を再度上げていくリブランドに成功した事例そのものだと言える。

エスエス製薬「ハイチオールC」

出典:エスエス製薬公式HP

ハイチオールCは、美白効果の高い医薬品として多くの人に知られているが、以前は実は全く異なるイメージで定着していた。

そのイメージとは、「男性向けの二日酔い改善薬」だ。今のハイチオールCとは全く別物として売り出されていた過去を知らない人も多いのではないだろうか。

ハイチオールCは男性向けの商品としては売り上げが伸び悩み、販売元であるエスエス製薬は思い切ったリブランディングに踏み切った。

ハイチオールCのリブランドディングのポイント
  • ターゲットを男性から女性へ
  • ポジショニングを「二日酔い対策」から「美白対策」へ

ハイチオールCに含まれる成分「Lシステイン」は、二日酔いに効果があるが、同時に肌のメラニンを排除し美白効果が期待できる成分だ。

ここに着目し、全く同じ配合成分で女性向け商品として売り出し、これが結果的に成功している。

ハイチオールCは、商品を変えず、売り方、ターゲティング、ポジショニングなどの大幅変更によって、息を吹き返した事例と言える。

まとめ

今回は、マーケティング戦略について、具体的な企業や商品の事例を使いながら解説した。

4PやSTPについては、本記事で初めて知った人もいるかもしれない。しかし、これらはマーケティングの基本となる非常に重要な部分であり、何か一つでも欠けていれば致命的な失敗に終わってしまう可能性も大いにある。

商品を売る際に大切なのは商品力だけではない。4P、STPに基づいた効果的な戦略があって初めて商品やサービスが売れることを覚えておこう。

 
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