Webマーケティング職は近年、人気職種として選ばれることが増えてきた。
人気の秘密は、カッコよさもあるが平均年収が高いことが挙げられるだろう。
とはいえ、様々な職種、業界がある中で、Webマーケティング職といってもかなり広い意味になってしまう。
これからマーケティング職を目指す方が、どの領域を目指せば年収を高められるのか知っておけば、これからの選択が楽になるに違いない。
そこで今回は、Webマーケティング職を様々な視点で切り分けながら年収相場を探っていく。
目次
Webマーケター(Webマーケティング職)の年収相場
ここまでで、Webマーケティング職とは『どんな仕事内容なのか』『どんなスキルが必要なのか』は理解できただろう。
その上で、それぞれの職種に対して年収相場をチェックしていきたい。
職種別・年代別の年収相場
Webマーケティング関連の職種の中でも様々な職種に分かれている。
全ての職種を挙げるとキリがないが、一部をご紹介しながら平均年収と各職種を比較していこう。
▼職種別の平均年収
職種 | 平均年収 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
全職種平均 | 434万円 | 364万円 | 472万円 | 538万円 | 620万円 |
データアナリスト | 558万円 | 444万円 | 572万円 | 703万円 | 824万円 |
リサーチ (市場調査) |
525万円 | 424万円 | 537万円 | 678万円 | 907万円 |
商品企画 | 487万円 | 390万円 | 515万円 | 644万円 | 770万円 |
販売促進 (広告宣伝) |
484万円 | 390万円 | 509万円 | 622万円 | 785万円 |
広報・IR | 476万円 | 374万円 | 483万円 | 606万円 | 723万円 |
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参照元:doda
Webマーケティングスキルを使った様々な職種はあるが、上記を見た通り、ほとんどのWebマーケティング関連の職種は平均年収を大きく超える結果となっている。
50代で年収のピークを迎え、中には年収900万円を超える職種(リサーチ)もあるから驚きだ。
ちなみに上記の表に記載している年収は全て平均年収なので、平均にも関わらず900万円越えは確実に他の仕事と比べて高水準と言えるだろう。
契約形態別の年収相場
Webマーケティング職といっても、契約形態は様々で年収相場もバラバラだ。
本記事では『正社員』『アルバイト・パート』『派遣社員』の3つで比較してみよう。
参考元:求人ボックス
上記の通り、Webマーケティング職(正社員)の平均年収は508万円となっている。
ちなみに、日本の平均年収は436万円(参照元:令和元年分民間給与実態統計調査)なので、Webマーケティング職は平均よりも大幅に高収入な職種だと言える。
アルバイト・パートでは、平均時給930円となっているが、そもそもWebマーケティングのバイトの案件数が少ないのもあるため参考程度に見ておこう。
派遣社員としては、平均時給1388円となっているが、一般的に派遣は地域差が大きいため高いか低いか判断できない。
参考元:求人ボックス
上記は各地域の平均年収や平均時給だが、地方の派遣社員の時給を見ても時給1200円以上と高水準だ。
他の職種に比べ、地域差が少なく、どの地域・どんな契約形態で働いても高水準な職種がWebマーケティング職だと言えるだろう。
Webマーケター(Webマーケティング職)で年収を高める5つの手段
ここまでで、Webマーケティング職は高水準な年収が期待できる職種だと理解できただろう。
とはいえ、あぐらをかいていては高い年収をもらうことはできない。
実は年収を高めるのにはいくつも手段があり、どのようにWebマーケティング職のキャリアを進めていくかで可能性は高くも低くもなる。
本記事では、Webマーケティング職で年収を高めていくための手段を5つ厳選して解説していこう。
1.身を置く業種を変える
Webマーケティング職なら全て同じくらいの年収というわけではない。
特に、業種が変われば年収も大きく変わることを覚えておこう。
例えば、あなたがサービス業のWebマーケターだった場合、業界全体の平均年収は低いため、総合商社や金融系のWebマーケティング職に転職した方が賢いと言えるだろう。
参考元:doda
実際に平均年収を業種別で見ると上記のようになり、メーカーや金融業界が最も年収が高い業種と言える。
このように、同じスキルを持っていても身を置く業種が違うと年収が低かったり、高かったりと変動することを覚えておこう。
2.専門領域を増やす
基本的に年収が高まるのは、専門性の高い得意領域を持つ人だ。
- SEO対策(メディア企画・運営)
- Web広告運用
- SNS運用
- youtube動画の企画・運用
- その他
上記のような専門領域で得意なスキルを持つことで需要が高まり、高い年収が得られると考えて良いだろう。
また、さらに自分が対応できる専門領域を増やすことでより高い収入を目指すことも可能だ。
上記の図解のように、例えば『SEO対策』が今のあなたの得意領域だとして、SNS運用もプラスして身に付けることができれば、SEO×SNSといった戦略も考えやすくなる。
実際に『メディア運営』と『SNS』は相性が抜群に良いので、成果に結びつけやすく、結果的に高収入を得られやすい。
相性の良いスキルとスキルを掛け算することで、より需要の高い希少な人材になれるため、高収入が期待できるというわけだ。
3.マネジメントポジションの役職に就く
企業で年収はどのように決められているのかというと『影響力』で決まる。
あなたがもし、マーケティング部の部長であれば、会社全体の売り上げを担う重要なポジションなので、その影響力に見合った 高い年収が用意されている。
つまり、高い年収が得られるのはチームや部をまとめる『マネジメントポジション』なのだ。
もしあなたがマーケティング部の中のメディア運営チームのリーダーだった場合、メディア経由の収益はあなたの裁量でどれだけでも伸ばすことができる。
そして結果的に会社全体に大きなインパクトを生み出すことができるため、会社側は高いお給料を納得して支払うことができるため、お給料UPもしやすいわけだ。
現状あなたがマネジメントポジションにいなくても、成果を出すことで徐々に影響力のあるポジションに変わっていく。
その理由は、より実力のある人材が影響力のあるポジションについた方が、会社全体の売り上げに大きく貢献してくれるからだと理解しておこう。
4.フリーランスとして独立する
あなたが専門的なWebマーケティングスキルを習得しているのであれば、会社員の枠組みを飛び出してフリーランスになることも可能だ。
全就労人口のうち、実際にどのくらいがフリーランスとして活躍しているのか見ていこう。
▼日本のフリーランス人口
比較項目 | 2021年 |
フリーランス人口 | 1670万人 |
フリーランス人口の割合 | 24% |
参照元:フリーランス実態調査2021
上記の表を見ると、2021年のフリーランス人口は全就労人口の24%に上ることが分かる。
つまり、働いている人の4分の1はフリーランスだと言える。
Webマーケティングという仕事は、非常に汎用性が広く、どんな業界でも需要がある職種だ。
そのため、フリーランスとして独立しやすく、これからもフリーランスのWebマーケターは増加していくことが予想される。
その証拠に、一昔前は『Webマーケティングスクール』というものはなかったが、ここ数年で非常に多くのスクールが誕生している。
コロナ禍でオンラインの重要性にスポットライトが向いていることもあり、その流れはWebマーケティング職には強い追い風となっていることは明らかだ。
5.経営者として独立する
Webマーケティングに強くなる事は、集客に強く、売り上げを上げたり、安定させる能力に長けていると言うことになる。
実は、経営課題の9割は集客だと言う一説もあるほど、経営とマーケティングの関係性は密接で重要視されているものだ。
実際にWebマーケター出身で起業している方も多く、成功されている方も数多くいる。
それぐらい、Webマーケティングと言うスキルは非常に可能性を秘めていると言えるだろう。
Webマーケター(Webマーケティング職)で年収を高められるスクール3選
Webマーケティング職で年収を高める手段について解説してきた。
これまでWebマーケティングを少しでも勉強してきた方は分かると思うが、
実際に学ぼうとすると「何をどう学べばいいのか分からない」と困り果てることが必ずある。
今、世の中にある書籍やWeb記事を調べても、まだまだWebマーケティングを体系的に学べるものは少ない。
しかし、近年Webマーケティングスクールの登場により、Webマーケティングは学びやすく、もっと深く学べるものに変化してきた。
今回は、『年収を高める』と言う点にフォーカスして、特に間違いないスクールを厳選して3つご紹介していくことにしよう。
Withマーケ | 稼ぐに特化した日本最大級の月額制スクール
参考元:Withマーケ公式
Withマーケの特徴
年収を高めるスクールとして、Withマーケを最初にご紹介する理由としては、『個人が稼ぐ』に特化したWebマーケティングスクールだからだ。
スクールを運営している講師陣は、元は何もないゼロからプロのWebマーケターになって多くの法人とガツガツ仕事をしている方々ばかりだ。
また、Webマーケティングに関連するスキルであれば、なんでも学ぶことができ、
実際に現場で使われていたWebマーケティングのノウハウを惜しみなく提供してくれる点には注目して欲しい。
さらには、無制限で質問対応もやっているため、現役Webマーケターとして活躍している方でも仕事で困ったときに相談する場として利用している方も多い。
Withマーケの料金表
コース名 | 受講料金 |
無料お試しプラン | 無料 |
徹底サポートプラン | 月額4,980円 |
※上記プランは全額返金保証付き
編集部コメント
今回は『年収を高める』という視点でコメントさせていただきます。
これからWebマーケティング職で就職する方には、『出世に必要な結果を出すためのノウハウ』と『実務で困った時の質問できる環境』としておすすめできます。
入学時点で、フリーランスには嬉しいノウハウコンテンツ(全4万円相当)がプレゼントされるので、プレゼント目当てであっても価値は十分にあると思いますね。
- たった12,000PVでブログ月収23万円を達成したメディア戦略(2,480円)
- 無名の個人が有料note100万円を売り上げた販売戦略(2,980円)
- ブログアフィリエイトの教科書2020年以降も枯れない正攻法(29,800円)
- たった3,500人のCH登録者で400万円稼いだ11のポイント(4,980円)
- 実績ゼロの個人が法人案件を獲得しつづけた具体的方法(4,980円)
WebMARKS | 国内でも珍しいSEOマーケター専門養成スクール
参考元:WebMARKS公式
WebMARKSの特徴
WebMARKSは、Webマーケティングスクール業界では珍しいSEO対策に特化したスクールだ。
SEO対策は、メディア運営には必須とされているスキルで、アクセスアップに大きく影響するスキルとして多くの企業が注目している。
そのため、学習後のキャリアとして転職やフリーランスとして独立することも現実的なスキルだと言える。
Webメディアの編集者としてスキルアップしたい方やこれから学び始める初心者まで幅広くおすすめできるスクールだ。
WebMARKSの料金表
コース名 | 受講期間 | 受講料金 |
就職コース | 3ヶ月の学習 + 9ヶ月の案件獲得支援 |
398,000円 |
フリーランス養成コース | 398,000円 | |
就職+フリーランス両取りコース | 498,000円 |
※上記プランは全額返金保証付き
編集部コメント
私はメディア運営からキャリアをスタートさせたので、非常に興味深いスクールとして注目しています。
提携している大手人材会社が仕事獲得までしっかりとサポートしてくれるので、しっかりとキャリアを進めることができる。
実務経験を積めば、年収アップできるスキルと経験を獲得できるので、その後のキャリアアップも十分期待ができる地に足がついた非常に好感度の高いスクールだと言える。
SHElikes | 女性限定の人気キャリアスクール
参考元:SHElikes公式
SHElikesの特徴
女性限定のWebマーケティングスクールの中で、圧倒的な支持を得ているのがSHElikesだ。
Webマーケティングスクールという枠組みではなく、キャリアスクールと謳っているのも年収を高めるという視点で非常に好感度が高い。
Webマーケティングスキルは、抽象的なものが多くキャリアまでしっかり設計をしていかないと学んで終わりということになりかねないスキルだからだ。
SHElikesでは、女性が輝く未来を応援するため、結婚や妊娠などのライフイベントを経験した女性講師も豊富に揃えている点も注目したい。
SHElikesの料金表
コース名 | 入会金 | 受講期間 | 受講料金 |
受け放題プラン | 162,800円 | 1ヶ月 | 月額16,280円 |
6ヶ月 | 月額15,547円 | ||
12ヶ月 | 月額13,567円 | ||
月5回プラン | 1ヶ月 | 月額10,780円 | |
6ヶ月 | 月額10,047円 | ||
12ヶ月 | 月額8,984円 |
※上記プランは全額返金保証付き
編集部のコメント
最近、急拡大しているSHElikesは、業界内でも非常に注目を集めています。
女性限定ということで、男性は入学できませんが、
女性がどのようにWebマーケティングスキルを身に付けて、人生を豊かにしていくかを学ぶことができるため、スキルを身に付けて終わりにならない点もおすすめです。
私が女性だったら、真っ先に入りたいスクールがSHElikesだと言えますね。
Webマーケター(Webマーケティング職)の仕事内容
主な仕事内容
Webマーケティングの仕事内容は、専門領域によって様々だ。
しかし、全てのWebマーケティング職に言えるのは企業の売り上げを上げるのが主な仕事内容で、そのために戦略を立案し、実行していくところまでを担っている。
具体的にどんな職種があるのかというと、スキルごとに切り分けられる場合が多い。
上記の広告手段で、商品やサービスをユーザーに知ってもらい、結果的に利用してもらうのが目的だ。
そのため、企業の売り上げはWebマーケティングが成功するかどうかにかかっている。
上記の広告を利用し、売り上げを上げるためには、さらに様々なスキルが必要となってくる。
必要なスキル
世の中の企業は、様々なWeb媒体を使って広告を仕掛けようとしている。
その理由は先ほどお伝えしたように、いくら良い商品やサービスを作ってもユーザーに届かなければ意味がないからだ。
先ほど挙げたWebマーケティングのスキル以外に、Webマーケターに必要なスキルとはどんなものがあるだろうか。
繰り返しになるが、Webマーケティングは、ユーザーが商品やサービスを購入するまでの導線を作り集客することで、企業の売り上げを上げるのが仕事だ。
そのため、商品やサービスにあったスキル(SEO対策/Web広告運用/SNS運用/動画運用)のどれかを習得し、さらにWebマーケティングの基礎スキルも同時に習得する必要がある。
- ユーザー理解
- サービス理解
- 業界知識
- ロジカルシンキング
- 仮説思考
- その他
例えば、ただWeb広告を運用する方法が分かっているだけでは、成果の出る仕事をすることができない。
どんなユーザーがターゲットなのかという『ユーザー理解』やターゲットに対してどのように訴求すればサービスに価値を感じてもらえるかという『サービス理解』などの基礎となるスキルが必ず必要だと言える。
さらに、あなたがこれから扱うサービスに関連する業界知識を習得するのも、よりサービスを広めて利用者を増やすのに必要なものだ。
また、ユーザーやサービス理解が身についたら、情報を整理するのに『ロジカルシンキング』、整理された情報をもとに仮説となる改善案を出す『仮説思考』が必要になるイメージだ。
※ちなみに、良い仮説が出ない場合には、分析ツールやマーケティングフレームワークを使い、さらに情報を深堀りしていきながら正解を探していくことになる。
まとめ
今回は、『Webマーケティングで年収を高める』というコンセプトで本記事を執筆した。
Webマーケティング職の可能性を知ってもらいつつ、年収を高めるためにどうすべきか本記事で理解できただろう。
ここで「Webマーケティングを身に付けたい」と思った方も多いかもしれないが、一度よく考えて改めてご自分がやるべきか考えて欲しい。
人生は長い、長いが故に選ぶ仕事は大きな影響を及ぼしてしまうため決断は慎重に。
最後に一言だけ付け加えるとすれば、私はWebマーケティングに出会って人生が変わった。
もしあなたが、Webマーケティングというスキルを身に付ける決断をしてくれたら、この記事を書く意味はあったと思えるから非常に嬉しく思う。