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カリギュラ効果とは | 心理効果が働く2つの条件と活用事例4選

 

「カリギュラ効果ってどんな心理効果なんだろう」と調べているあなたは、意味を調べるだけでは物足りないだろう。

本記事は、カリギュラ効果がどんなものか解説するとともに、心理効果が発揮される条件や注意点、活用事例などを1記事にまとめたものだ。

これから、記事を読んですぐにカリギュラ効果を活用できるように記事を構成したので、ぜひ読了後は活用してみて欲しい。

 

カリギュラ効果とは

カリギュラ効果は、禁止や制限をかけて縛ることで、反発するように興味を持ってしまう心理効果のことを指す。

お笑いでも、「押すなよ!」という振りがあるが、押すなと言われたら押したくなるのが人間心理だ。

昔話の鶴の恩返しでも、「絶対に開けないでください」という禁止を守れず、鶴が機織りしているのを見てしまうことなどがある。

人間には、自分の意思で自由に行動したいという心理を持っているわけで、禁止や制限をかけることでストレスを抱え、ストレスの解消するために禁止や制限を破ってしまうわけだ。

 

カリギュラ効果が働く2つの条件

タテイシリョウ

カリギュラ効果は比較的扱いやすい心理効果ではありますが、それでも利用条件が2つほど存在します。

これからお伝えする2つは、カリギュラ効果を検討する上で重要な条件となるので、ぜひ注意して参考にして欲しいです。

1. 対象にネガティブな制限・禁止の表現を使う

商品を販売する際には、対象にネガティブな制限・禁止の表現を使うのが鉄則となっている。

例えば、『辛いのが苦手な人にはおすすめできません』というキャッチコピーの商品があると、辛いもの好きの人にはすごく刺さるコピーになるわけだ。

この商品自体に制限・禁止をかける時には、『おすすめできない』というようなネガティブな表現を持ってくることで、カリギュラ効果が大きく作用すると覚えておこう。

 

2. 挑戦的な煽り表現を加えること

先ほどの『辛いのが苦手な人にはおすすめできません』というのは、「辛すぎてあなたには無理ですよ」という意味が含まれている。

もし辛いもの好きで、辛いのが得意だと思う人がこのコピーを見た時に、挑戦したくなる気持ちになるはずだ。

「どの程度辛いのか試してやろう」という思いから購入してしまうというわけだ。

このように挑戦的な煽り表現を加えることで、購買意欲はより高まるカリギュラ効果を働かせることができる。

 

カリギュラ効果を利用する際の注意点

先ほどのカリギュラ効果の条件でも解説した内容だが、キャッチコピーが強烈なものになりがちだ。

人によっては、不快な思いをする方もいるほど強めなコピーが出来上がってしまうため、想像以上に悪評が立ってしまうリスクも同時に持ち合わせる形になる。

そのため、あくまで丁寧な表現を守り、限度を守って利用することが求められる。

客観的に見て露骨な煽りに感じないかというチェック項目は常に持ち、行き過ぎたキャッチコピーが出来上がらないように注意しよう。

 

カリギュラ効果の具体的な活用事例4選

タテイシリョウ

以上、カリギュラ効果について解説してきました。

ここからは、実際にどのように活用されているのか4つの事例をご紹介していきます。

1. 個数の制限で起こるカリギュラ効果

コンビニでよく見かけるのが『1人様◯個まで』という制限だ。

様々な商品に使われているが、「制限しなくてもそこまで買わないよ」というものにも使われている。

しかし、不思議なのは普段なら絶対にまとめて買わない商品のまとめ買いが起こってしまうのが『1人様◯個まで』というキャッチコピーだ。

例えば、2人で買い物に行って『1人様2個まで』という商品を見ると、「なんとかして多く買ってやろう」という心理が働き、2人で4個買ってしまうといったことが起きてしまう。

これこそ個数の制限で起こるカリギュラ効果だと言えるだろう。

 

2. 怖さを強調させるカリギュラ効果

ホラー映画でよく使われているのが、『心臓が弱い方はご遠慮ください』というキャッチコピーだ。

これは、「心臓が弱いんだからやめときな」と煽っているとも言える。

この表現は、ホラー好きの方には「そんなに怖いなら見てみたい」と思わせる表現となっている。

やめろと煽られたら、やりたくなるのがカリギュラ効果なので、この例題は王道な表現としてよく使われていることを覚えておこう。

 

3. 量を強調するカリギュラ効果

食べ放題や大食い企画などで使うとカリギュラ効果を発揮できるのが、量を強調する表現だ。

例えば、『10人に1人しか食べ切ることができません、9割が損します』と煽れば、大食い自慢は食いつくはずだ。

「そんなに難しいなら、俺が挑戦してやる」とカリギュラ効果がガッツリ働いて、特定のターゲットには強く刺さる。

ただ、強い訴求力がある反面、ハマらない人には逆効果となってしまう恐れがあるため、使い所には注意したいところだ。

 

4. 利用の制限で起こるカリギュラ効果

最後に、利用制限をかけることで起こるカリギュラ効果をご紹介しておきたい。

  • ◯◯な方は利用しないでください
  • ◯◯な方は参加しないでください
  • …etc

という感じで、利用を制限するパターンで、逆に興味を与える手法だ。

例えば、「本当に転職したい人しか利用しないでください」というキャッチコピーの転職サービスなどは、期待感を煽り、本気なら凄いところに転職させてくれそうだと思わせてくれる。

この「本当に転職したい人しか利用しないでください」というコピーは、「どうせ本気な人なんてそんないないでしょ?」と煽っている形だが、

そんな意図に逆らいたい心理が働くカリギュラ効果が起きて、利用を検討するユーザーが増えるというわけだ。

 

カリギュラ効果と他の心理効果を掛け合わせる方法3パターン

タテイシリョウ

ここまでカリギュラ効果の活用方法と活用事例について解説してきました。

しかし、「もっと心理効果を利用して効果を増大させたい」という方もいると思いますので、他の心理効果との掛け算を行った3つのパターンを解説していきます。

1.バーナム効果×カリギュラ効果

バーナム効果

誰にでもあてはまるような内容や現象を提示されることで、ユーザーが自分に当てはまると感じてしまうこと。

よく占いや手品などで使われる心理効果は、このバーナム効果を利用していることが多い。

例えば、学習塾の例で考えると、「偏差値60以下の方は入学試験があります」というキャッチコピーを考えるとバーナム効果とカリギュラ効果の掛け合わせで心理的に興味を持ちやすいものになる。

まず、偏差値60というのは、学習塾を検討している人の中ではかなり上位層であり、少数派に入るはずなため、偏差値60以下というのは誰もが当てはまる可能性の高い条件となっている。

また、偏差値60以下の方にあえて入学試験を設けているのは、制限をかけていることになり、カリギュラ効果が働くきっかけとなってくれる。

つまり、「入学試験にパスできないと入れない」という制限が逆に反発したい気持ちを煽り、カリギュラ効果が生まれるというわけだ。

 

2.バンドワゴン効果×カリギュラ効果

バンドワゴン効果

多くの人が支持している物事に、さらに多くの支持が集まるという心理効果だ。

参照元:バンドワゴン効果とは

例えば、ホラー映画のキャッチコピーとして「100人中89人が怖すぎて観るのをおすすめしないと言った」というものを考えるとバンドワゴン効果とカリギュラ効果の掛け算が可能になる。

100人中89人というのは、怖すぎて観るのをおすすめしないと言っている人がほとんどだということだ。

また、「怖すぎて観るのをおすすめしない」という文言は、カリギュラ効果の基本的な形で、「それだけ怖いからどうせ観ても後悔するよ?」と煽っている形だ。

そんな形で煽られると人間心理としては、「じゃあ観てやるよ」とつられてしまうわけだ。

 

3.ヴェブレン効果×カリギュラ効果

ヴェブレン効果

別名、顕示効果とも言い、見せびらかしたい心理を利用した消費のことを指す。

高級品を買う行為もヴェブレン効果が働いていると言える。

例えば、クレジットカードのステータスで、ノーマル、ゴールド、プラチナという形でランク分けされていることが良くある。

ゴールドやプラチナといったランクは、クレジットカードユーザーの中でも上客であり、VIPというわけだ。

その前提を利用し、プラチナユーザー限定特典を用意し「プラチナユーザー以外は関係がないのでページを閉じてください」という文言があると、ヴェブレン効果と同時にカリギュラ効果が働く。

この場合、結果的にプラチナユーザーでなければ、特典を受け取ることができないが、

「プラチナユーザー以外は関係ないよ」と煽られた形になっているため、「プラチナユーザーになってやる」とユーザーの意欲が湧く結果にもつながる可能性がある。

もちろん、この訴求はかなり煽りが強いため、実践で使うにはもう少し文言を検討する必要があるが、こうした形で特定のユーザーには強烈に響くコピーを作ることも可能だ。

 

まとめ

本記事では、カリギュラ効果について活用条件から事例、他の心理効果の掛け算まで広く解説してきた。

カリギュラ効果がなんなのかを2,3行の文章で聞いただけでは得られない理解が、ここまでの解説で十分に得られるはずだ。

理解が進んできている方は薄々気付いているだろうが、カリギュラ効果は尖った訴求が作れる反面、煽りが強い場合もあるためリスクもある。

使いどころを間違えれば、良くない伝わり方をしかねないため利用方法についてはしっかりと検討を重ねてほしい。